急速充電の基本的なやり方は難しくない
急速充電器は、メーカーや設置場所によって見た目や画面がかなり違います。
ただし、利用者が行うことを大きく分けると、基本的な流れはほぼ同じです。
- EV用の充電スペースへ車を停める
- 車の急速充電口を開ける
- 充電器と車をコネクターで接続する
- 充電カード・QRコード・アプリなどで認証する
- 画面の案内に従って充電を開始する
- 画面が「充電中」になったことを確認する
- 終了後にコネクターを元の位置へ戻す
ここで覚えておきたいのが、コネクター接続と認証の順番は充電器によって違うということです。
「必ずコネクターを先に挿す」などと暗記する必要はありません。
初めて見る充電器では、「コネクターを接続してください」「カードをかざしてください」など、画面に表示される案内を一つずつ確認して進めれば大丈夫です。
モル
急速充電は「接続・認証・開始確認・終了」の4点を押さえれば大丈夫です。操作する順番は現地の画面を優先しましょう。
急速充電コネクターはかなり大きくて重い
私が初めて急速充電を使ったときに驚いたのが、コネクターの大きさです。
自宅で使っている普通充電用のケーブルとはかなり違い、とにかく大きくて重いと感じました。
無理に片手で扱う必要はありません。
ケーブルに余裕を持たせて充電口まで運び、必要なら両手を使ってしっかり接続しましょう。
急速充電用のコネクターは普通充電用より大きく、実際に持つと重さを感じます。
充電開始後は「充電中」を確認してから離れる
認証が通ったからといって、すぐに車を離れないほうが安心です。
充電器の画面に「充電中」と表示され、充電時間や電力量などの表示が動き始めたことを確認します。
私のリーフe+では、充電が始まると車側から「ピー」という確認音も鳴ります。
充電器自体から動作音が聞こえることもあります。
ただし、車種や充電器によって表示や音は違うため、初めて使うときは充電器の画面で正常に充電が始まったことを確認するのが確実です。
急速充電にはCHAdeMOなど複数の規格がある
急速充電器を使う前に、簡単に知っておきたいのが「急速充電規格」です。
EVなら、どの急速充電器でも自由に接続できるわけではありません。
車種によって対応する急速充電規格が決まっています。
| 急速充電規格 | 主な地域 | 特徴 |
|---|
| CHAdeMO | 日本など | 日産リーフなどが対応する日本発のDC急速充電規格 |
| CCS1 | 北米 | 北米で使われてきたCCS方式 |
| CCS2 | 欧州など | 欧州を中心に使われているCCS方式 |
| NACS/SAE J3400 | 北米 | Tesla由来の急速充電規格 |
| GB/T | 中国 | 中国で使われている充電規格 |
日本でEVの急速充電を使う場合、まず知っておきたいのがCHAdeMO(チャデモ)です。
日産リーフe+はCHAdeMO対応
私が乗っている2019年式の日産リーフe+も、急速充電にはCHAdeMO対応の充電器を使用します。
ここで初心者が混同しやすいのが、CHAdeMOとPowerXなどの違いです。
CHAdeMOは急速充電の「規格」で、PowerXやENEOS Charge Plusなどは充電サービスです。
- CHAdeMOなど=車と充電器を接続するための「規格」
- PowerX・ENEOS Charge Plusなど=「充電サービス」
- 充電カード・QRコード・アプリなど=「認証・利用方法」
同じCHAdeMO対応のリーフでも、利用する充電サービスによって認証や支払い方法は変わります。
急速充電器はメーカーによって見た目や操作画面が違う
高速道路や商業施設で急速充電器を使うと、「前に使った充電器と見た目が違う」と感じることがあります。
e-Mobility Powerでは、新電元工業、ニチコン、ABB、東光高岳など、複数メーカーの急速充電器について操作案内を公開しています。
ただ、初心者がメーカー名や機種名を全部覚える必要はありません。
画面やボタンの位置が違っても、基本は接続・認証・開始・終了です。
そのため、この記事ではメーカー別ではなく、初心者が実際に迷いやすい「認証・利用方法」の違いで説明します。
充電カードを使う急速充電のやり方
高速道路のSA・PA、ディーラー、道の駅などでは、充電カードを使って認証できる急速充電器があります。
e-Mobility Powerの基本的な利用方法では、コネクターを車両へ接続し、充電カードをカード認証部へタッチします。
認証すると自動的に充電が始まる機種もあれば、画面の案内に従って「充電開始」を押す機種もあります。
タップすると図解を大きく表示できます。
- コネクターを車へ接続する
- 充電カードを読み取り部分へタッチする
- 画面の案内を確認する
- 必要なら「充電開始」を押す
- 「充電中」になったことを確認する
私はこれまで充電カードを契約したことがないため、この操作方法については公式の利用案内をもとに説明しています。
充電カードなし|ビジター利用で急速充電する方法
「ビジター利用」と聞いても、初めてEVに乗る人には意味が分かりにくいですよね。
ビジター利用とは、充電サービスの会員カードを使わず、非会員としてその都度充電器を利用する方法です。
「旅行者だけが利用する」という意味ではありません。
充電カードを契約していない人や、カードを持っていないときに利用する方法と考えると分かりやすいです。
私も充電カードは持っていないため、外出先ではクレジットカードを使ったビジター利用を中心に急速充電しています。
e-Mobility Powerのビジター利用は会員登録不要
e-Mobility Powerでは、充電カードを持っていなくてもビジターとして利用できます。
現在のe-Mobility Powerでは、ビジター利用のためにe-Mobility Power会員になる必要はありません。
スマートフォンと対応するクレジットカードを準備し、充電器の案内に従って操作します。
e-Mobility Powerが設置・運営する充電器では、基本的に次のような流れです。
- コネクターを車両へ接続する
- 充電器に表示されたQRコードをスマホで読み取る
- e-Mobility Powerアプリまたは案内された画面を開く
- プロフィール情報・クレジットカード情報などを入力する
- 画面の案内に従って充電を開始する
- 「充電中」になったことを確認する
ただし、e-Mobility Powerと提携している別会社の充電器では、認証方法や操作する順番が異なる場合があります。
タップすると図解を大きく表示できます。接続と認証の順番は利用する充電サービスによって異なります。
ビジター利用ではスマートフォンを使うことが多いため、通信環境とスマホのバッテリー残量も確認しておくと安心です。
モル
ビジター利用に備えて、スマホの充電と通信環境を確認しておきましょう。利用予定のアプリを先に入れておくと、さらに安心です。
PowerXはアプリで予約してから急速充電する
PowerXは、現地へ行ってその場で充電カードをかざすタイプとは使い方が少し違います。
まずPowerXアプリでアカウントを作成し、利用したい充電ステーションと時間を予約します。
予約時間が近づくと、アプリ内にQRコードが表示されます。
ここで間違えやすいのですが、充電器に貼られたQRコードをスマホで読むのではありません。
スマホのPowerXアプリに表示されたQRコードを、充電器側のQRコードリーダーへかざします。
タップすると図解を大きく表示できます。
- PowerXアプリを準備してアカウントを作成する
- 利用する充電ステーションと時間を予約する
- アプリにQRコードを表示する
- スマホのQRコードを充電器のリーダーへかざす
- 画面の案内後、コネクターを車へ接続する
- 「スタート」を押して充電を開始する
- 「充電中」になったことを確認する
私は長距離旅行中に朝霧高原のPowerXを実際に利用しました。
そのときはすでに何度か急速充電を経験していたため、初めて高速道路で利用したときほど迷わず操作できました。
家族での長距離旅行中に朝霧高原のPowerXを利用したときの様子です。
【合わせて読みたい:EVの真夏の長距離旅行を実測|リーフe+で1,040km走った電費・充電回数・料金 →】
ENEOS Charge Plusは利用方法によって操作が違う
ENEOS Charge Plusは、一つの操作手順だけ覚えるより、自分がどの方法で利用するのかを先に確認すると分かりやすいです。
現在は、アプリ・充電会員カード・ワンタイムパスワードを使う方法が案内されています。
タップすると図解を大きく表示できます。利用方法によって操作順が異なります。
アプリを利用する場合
アプリで利用する充電スポットを選び、コネクターを車へ接続します。
その後、アプリの案内に従って利用する充電器や必要な項目を選び、充電を開始します。
充電会員カードを利用する場合
充電器の画面で支払い方法を選び、充電会員カードを読み取り部分へかざします。
その後は画面の案内に従ってコネクターを接続し、充電を開始します。
ワンタイムパスワードを利用する場合
事前にワンタイムパスワードを取得し、充電器の画面へ入力して認証します。
その後は画面の案内に従ってコネクターを接続し、充電を開始します。
ENEOS Charge Plusは利用方法によって操作する順番が違うため、現地画面の案内を優先してください。
イオンなどのWAON対応急速充電器を使う場合
イオンなどの商業施設にも急速充電器があります。
私も実際にイオンの急速充電器をWAONで利用しました。
ただし、すべてのイオン店舗で同じ充電器・同じ決済方法が使われているわけではありません。
店舗や設置されている機種によって操作方法や決済方法が異なるため、利用前に現地画面で料金と支払い方法を確認してください。
タップすると図解を大きく表示できます。店舗や機種によって操作方法は異なります。
私が利用した充電器では、WAONで認証して30分の急速充電を開始しました。
ところが、その日は正常に充電が始まったあと、約5分後に戻ると充電が停止していました。
この経験からも、認証が終わったらすぐその場を離れず、正常に「充電中」になったことを確認してから離れることをおすすめします。
【合わせて読みたい:電気自動車の急速充電でエラー!途中停止後の再開方法と料金対応 →】
私が初めて急速充電したときは認証と支払いでかなり迷った
私が初めて急速充電を使ったのは、高速道路のサービスエリアでした。
夏休みの帰省中だったので、
「ここで充電できなかったらどうしよう」
という不安もありました。
特に分からなかったのが、クレジットカードでどうやって支払うのかという部分です。
急速充電は、コネクターを挿してボタンを押せば簡単に始められると思っていました。
ところが、私が最初に利用したサービスでは、登録作業やクレジットカード情報の入力、ワンタイムパスワードの取得などが必要で、表示される案内を読みながら一つずつ進める状態でした。
当時利用したサービス名や機種は正確に覚えていないため、この記事では現在のe-Mobility Powerのビジター利用方法とは分けて紹介しています。
今ならもっとスムーズに操作できますが、初回は充電を開始するまで体感で約30分手間取った記憶があります。
急速充電自体に30分かかったのではなく、初めての認証や決済方法が分からず、充電を始めるまでに時間がかかったということです。
一度経験してしまえば、次からはかなり楽になりました。
モル
私も初回は充電開始まで約30分手間取りましたが、流れが分かると次からはかなりスムーズになりました。
初めて急速充電する前に準備しておくもの
初回は、最低限次のものを準備しておくと安心です。
- スマートフォン
- 利用可能なクレジットカード
- 契約している人は充電カード
- 利用予定の充電サービスのアプリ
- スマートフォンの十分なバッテリー残量
特にQRコードやアプリを使う充電器では、スマートフォンが必要になります。
利用予定のサービスが事前に分かっているなら、必要なアプリのインストールやアカウント作成まで済ませておくと、現地で慌てにくくなります。
初めて急速充電する人が迷いやすい5つのポイント
認証とコネクター接続のどちらが先か分からない
充電器によって異なります。
順番を暗記せず、現地画面の案内に従ってください。
クレジットカードをどこへ入れるのか分からない
クレジットカードを充電器へ直接挿すとは限りません。
QRコードからスマホ上でカード情報を入力したり、ワンタイムパスワードを使ったりするサービスもあります。
私自身、初回はここで一番迷いました。
本当に充電が始まったか分からない
充電器の画面に「充電中」と表示されているか確認してください。
車種によっては、車側のランプや確認音でも判断できます。
コネクターが重くて扱いにくい
急速充電用のコネクターは大きく、ケーブルも太いです。
無理に引っ張らず、必要なら両手で扱いましょう。
エラーが出たときにどうすればよいか分からない
まず画面に表示された内容を確認してください。
原因が分からない場合は、何度も決済をやり直す前に、充電器本体に記載されている問い合わせ先へ連絡したほうが確実です。
私がイオンで途中停止を経験したときも、問い合わせをしたことで未使用だった充電時間を追加料金なしで再開できました。
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エラーが出たら、決済を何度もやり直す前に画面の内容を確認しましょう。原因が分からない場合は、充電器に記載された窓口へ連絡するのが確実です。
急速充電が途中で止まったら
【合わせて読みたい:実際に途中停止したときの確認事項と再開方法を見る →】
急速充電が終わったらコネクターを戻して車を移動する
充電が終了したら、画面で停止していることを確認します。
途中で終了したい場合は、充電器またはアプリに表示される停止方法に従ってください。
充電中のコネクターを無理に抜いてはいけません。
完全に充電が終了したことを確認してからコネクターを車から外し、充電器の元の位置へ戻します。
その後は、次の利用者が使えるように充電スペースから車を移動しましょう。
e-Mobility Powerでは、多くの急速充電スポットで1回の利用時間の上限を30分としており、充電終了後は速やかに車両を移動するよう案内しています。
急速充電のやり方に関するよくある質問
充電カードを持っていなくても急速充電できますか?
はい。
ビジター利用に対応している充電器なら、充電カードがなくても利用できます。
利用方法はサービスによって異なりますが、スマートフォンやクレジットカードを使う方式があります。
「ビジター利用」とは何ですか?
充電サービスの会員カードを使わず、非会員として充電器を利用する方法です。
旅行中の人だけを意味する言葉ではありません。
充電カードを契約していない人でも、対応する充電器ならビジターとして利用できます。
コネクターとカード認証はどちらが先ですか?
充電器によって異なります。
e-Mobility Powerの充電カード利用では基本的にコネクターを接続してからカードをタッチしますが、別のサービスや機種では順番が異なる場合があります。
急速充電はクレジットカードを直接機械へ入れますか?
必ずしもそうではありません。
QRコードからスマートフォンでカード情報を入力したり、ワンタイムパスワードを利用したりする方式もあります。
急速充電が始まったかどうやって確認しますか?
まず充電器の画面に「充電中」と表示されていることを確認してください。
車種によっては、充電ランプや確認音でも判断できます。
初めて急速充電するときに一番準備しておくことは何ですか?
利用予定の充電器で、どの認証・支払い方法が使えるか確認しておくことです。
スマートフォンとクレジットカードも用意しておくと、ビジター利用が必要になったときに対応しやすくなります。
まとめ|急速充電は認証方法を知れば初めてでも使える
急速充電器はメーカーや充電サービスによって見た目や操作方法が違うため、初めて見ると難しそうに感じます。
ただ、基本的に行うことは、車と充電器を接続し、認証して、充電開始を確認するという流れです。
初心者が特に迷いやすいのは、充電そのものより認証と支払い方法です。
私も初回はクレジットカード決済などに戸惑い、充電を始めるまでかなり時間がかかりました。
それでも一度経験すると、次からはかなり楽になります。
初めて急速充電を使うときは、スマートフォンとクレジットカードを準備し、利用予定のサービスが分かっているなら必要なアプリも事前に準備しておきましょう。
そして現地では、機種ごとの順番を暗記するのではなく、充電器の画面を一つずつ確認して進めれば大丈夫です。
実際の長距離旅行ではどうだった?
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自宅でのEV充電も確認する
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※充電器の操作方法、認証方法、決済方法は、機種やサービスの更新によって変更される場合があります。この記事は2026年8月27日時点の公式情報と、筆者が実際に急速充電を利用した経験をもとに作成しています。
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