結論|急速充電は毎回80%まで入れなくていい
私の結論は、急速充電だからといって毎回80%まで入れる必要はないです。
2019年式リーフe+を使っている私は、現在は70%台になれば、その後の予定を見て充電を終了することが多くなりました。
ただし、「70%になったら必ず終了」というルールにもしていません。
| 状況 |
私ならどうするか |
| 普段の急速充電 |
70%台を目安に切り上げる |
| 次の充電器が近い |
無理に80%を狙わない |
| 自宅まで十分に届く |
70%台でも終了する |
| 次の充電器まで遠い |
80%まで入れることもある |
| 自宅までギリギリ |
必要なら80%まで入れる |
| 長距離移動 |
残量・距離・出力・バッテリー温度で判断する |
つまり、80%という数字そのものより、次の目的地まで何%必要なのかの方が重要です。
モル
疑問
「80%まで入れるべきか」で迷ったら、まずは次の目的地まで何%必要かで考えると分かりやすいよ。
なぜ残量が増えると充電が遅くなるのか
急速充電は、充電器に表示されている最大出力がずっと続くわけではありません。
日産の取扱説明書でも、急速充電にかかる時間は、充電開始時のバッテリー残量、バッテリー温度、使用する充電器、バッテリーの使用年数、エアコンなどの使用状況によって変わると案内されています。
つまり、「90kW充電器だから最後まで90kWで入る」という意味ではありません。
また、「80%になった瞬間から必ず急激に遅くなる」と考えるのも正確ではありません。
実際には、車種や残量、温度などの条件によって、80%になる前から出力が下がってくることもあります。
私のリーフe+でも、70%台で出力が落ちてきたと感じて充電を切り上げた経験があります。
浜松SAでは52%から74%まで約16分で充電
分かりやすい実例が、真夏に家族4人で静岡方面へ旅行したときの浜松SAでの急速充電です。
充電開始時は次の状態でした。
- バッテリー残量:52%
- 航続可能距離表示:212km
- 充電出力表示:53kW
- 外気温表示:36℃
- 時刻:10時26分
浜松SAで急速充電を始めたとき。残量52%で53kWと表示されていました。
充電開始直後は、私としては「いい感じで入っているな」という印象でした。
その後、10時42分には残量74%になっています。
写真の時刻で見ると約16分なので、52%から74%まで22ポイント増えたことになります。
航続可能距離表示も212kmから303kmになりました。
約16分後には74%。充電中に出力がだんだん落ちてきたため、このあたりで切り上げました。
2枚目の写真には終了時の充電出力は表示していません。
そのため、「53kWから何kWまで落ちた」と数値で示すことはできません。
ただ、実際に充電中の表示を見ていると出力がだんだん落ちてきたため、これ以上待つより走り始めた方がいいと判断して74%で終了しました。
浜松SAでは最初は順調でしたが、70%台で効率が落ちてきたため充電を終了しました。
モル
ポイント
残量だけでなく、今どれくらいの出力で入っているかを見ると、切り上げるタイミングを判断しやすいよ。
80%まで入れた方がいい場面
ここまで読むと、「それなら毎回70%くらいで止めればいいのでは?」と思うかもしれません。
ですが、私は必要なら80%まで充電します。
実際に、静岡旅行から自宅へ帰るときは80%近くまで充電したことが役立ちました。
静岡旅行の帰りは80%から約280km走った
静岡からの帰路では、急速充電後の残量約80%から自宅方面へ約280km走りました。
到着時には、ほぼ電欠に近いところまで残量が減っています。
もしあのとき、65~70%程度で切り上げていたら、途中でもう一度急速充電する必要があった可能性が高いです。
80%付近で充電速度が落ちていても、あと少し入れることで追加充電を1回減らせるなら、旅行全体ではその方が楽なこともあります。
- 次の充電器まで距離がある
- 自宅まで一気に帰りたい
- 追加の急速充電を1回減らせそう
- 充電スポットが少ない地域を走る
- 目的地までの必要電力量に余裕を持たせたい
モル
EV体験談
普段は70%台でも、長距離では別。途中の充電を1回減らせるなら、80%まで入れる価値があることもあるよ。
【合わせて読みたい:EVの真夏の長距離旅行を実測|リーフe+で1,040km走った電費・充電回数・料金 →】
70%台で切り上げやすい場面
反対に、次の目的地まで十分に走れるなら、私は80%まで待たず70%台で終了することが多いです。
- 次の充電器まで余裕を持って走れる
- 自宅まで十分に届く
- 充電出力がかなり落ちてきた
- 追加で入れても使う予定がない
- 短時間で移動を再開したい
EVに乗り始めた頃の私は、「せっかくお金を払ったのだから、できるだけ満タンに近づけたい」と考えていました。
今は逆です。
必要な分が入ったなら、そこで出発した方が効率的だと考えるようになりました。
後ろに充電待ちの車がいたとしても、目的地まで必要なら私は80%まで充電します。
ただし、走行に必要でもないのに「何となく満タンに近づけたい」という理由だけで長く使うことはしません。
私が考える急速充電の残量目安
私のリーフe+での経験を簡単にまとめると、次のようなイメージです。
これはすべてのEVに当てはまる基準ではありません。
2019年式リーフe+を実際に使っている私の判断目安として見てください。
| バッテリー残量 |
私の考え方 |
| 50%前後まで |
比較的しっかり充電しやすい範囲 |
| 50~70% |
普段の急速充電で使いやすい範囲 |
| 70%台 |
次の予定を見て終了を検討する |
| 80%以上 |
距離が必要なときに充電する |
私の場合は普段70%台で切り上げ、距離が必要な場合だけ80%まで充電しています。
80%以上の急速充電はお金の無駄?
私が80%以上まで毎回充電しなくなった理由の一つが料金です。
ただし、ここは充電サービスの課金方式によって考え方が変わります。
時間課金なら速度低下の影響を受けやすい
時間で料金が決まる急速充電器では、充電速度が落ちると同じ時間で受け取れる電力量が少なくなります。
そのため、必要もないのに低い出力で充電を続けると、私は「もったいない」と感じます。
kWh課金でも時間は余計にかかる
電力量によって料金が決まるkWh課金なら、充電速度が落ちたからといって、それだけで1kWhあたりの料金が高くなるわけではありません。
ただし、充電完了までの滞在時間は長くなります。
料金だけでなく、時間まで含めて効率を考える必要があります。
残量だけでなくバッテリー温度も見る
長距離移動では、私も残量だけを見ているわけではありません。
バッテリー温度も確認します。
日産の取扱説明書でも、急速充電にかかる時間はバッテリー温度などによって変わるとされています。
私のリーフe+でも、同じ残量から充電しているのに毎回同じ速度になるわけではありません。
高速道路では、次の5つを見て「ここでもう少し入れるか」「早めに切り上げるか」を決めています。
- 現在のバッテリー残量
- 現在の充電出力
- バッテリー温度
- 次の充電スポットまでの距離
- 目的地までの残り距離
70%だから終了、80%だから終了という機械的な判断にはしていません。
【合わせて読みたい:高速道路でEVを急速充電するコツ|充電待ちと電欠を避ける7つの方法 →】
まとめ|普段は70%台、必要なときは80%まで
EVの急速充電は、毎回80%まで入れる必要はありません。
私自身、リーフe+に乗り始めた頃は満タンに近づけようとして80%以上まで充電していました。
しかし、実際に何度も急速充電を使ううちに、残量が増えるほど出力が落ちる場面を経験し、現在は普段なら70%台で切り上げることが多くなりました。
- 普段使い:70%台を目安に終了
- 次の充電器が近い:80%を無理に狙わない
- 長距離移動:必要なら80%まで入れる
- 判断基準:残量・距離・出力・バッテリー温度を見る
結局、私が一番重視しているのは、「80%まで入れるべきか」ではなく「次の目的地まで何%必要か」です。
モル
安心
普段は70%台、必要なときは80%まで。毎回同じ数字に合わせなくても大丈夫だよ。
【合わせて読みたい:電気自動車の自宅充電完全ガイド|費用・工事・使い方を解説 →】
よくある質問
EVの急速充電は80%で自動的に止まりますか?
必ず80%で停止するわけではありません。車両や急速充電器、サービスによって充電制御や利用時間は異なります。
80%を超えて急速充電することはできますか?
車両や充電器の条件によっては80%を超えて充電できます。ただし、残量が増えると充電出力が抑えられ、時間がかかる場合があります。
急速充電は70%で止めた方がいいですか?
70%を一律の終了ラインにする必要はありません。私はリーフe+では70%台で切り上げることが多いですが、次の目的地まで距離がある場合は80%まで入れます。
80%付近で充電速度が落ちたら故障ですか?
充電速度が落ちただけで故障とは判断できません。バッテリー残量や温度、急速充電器の出力、車両側の制御などによって充電速度は変わります。
急速充電で100%まで充電した方が安心ですか?
長距離を走るために必要なら意味はありますが、普段から急速充電で100%を目指す必要はないと私は考えています。
高速道路では何%まで充電すればいいですか?
次のSA・PAや目的地までの距離によって変わります。私は普段は70%台を目安にしていますが、次の充電場所まで遠い場合や、自宅まで一気に帰りたい場合は80%まで入れることがあります。
※本記事の充電結果は、2019年式日産リーフe+(62kWh)を実際に使用した一例です。急速充電速度や充電時間は、車種・バッテリー残量・バッテリー温度・外気温・充電器などによって変わります。
参考資料
日産自動車「リーフ取扱説明書|充電の種類・急速充電」
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