結論|私には充電カードは必要なかった
私の結論は、EVに乗るからといって充電カードを必ず契約する必要はないというものです。
私は2019年式の日産リーフe+に約5年間乗っていますが、これまで充電カードを持ったことはありません。
普段は自宅の200V・3kW充電を使っていて、旅行以外で急速充電する回数は年間5回以内です。
宿泊を伴う長距離旅行も年1回程度。日帰り旅行は年に数回ありますが、残量に余裕があり自宅まで帰れるなら、外では充電せず帰宅後に自宅充電します。
この使い方では、毎月固定料金を払ってまで急速充電用のカードを持つ必要性を感じていません。
モル
「EVを買う=充電カードも必須」と考えなくて大丈夫。まずは外で何回充電しそうかを見ると判断しやすいよ。
充電カードが必要かどうかは、自宅充電の有無と急速充電の利用頻度を基準に考えると判断しやすくなります。
ただし、これは「充電カードは誰にも必要ない」という意味ではありません。
急速充電を頻繁に使う人なら、月額料金とカードなしで利用した場合の料金を比較して判断する価値があります。
EVの充電カードとは?カードなしでも充電できる
充電カードは、対応する充電器で会員認証を行い、契約した料金プランで充電するためのカードです。
日産では「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)」が用意されており、ZESP3カードを使ってe-Mobility Power(eMP)の対応充電スポットなどを利用できます。
一方で、充電カードを持っていないとEVを充電できないわけではありません。
e-Mobility Powerもカードを持っていない人向けのビジター利用を案内しており、対象の充電器ではスマートフォンとクレジットカードを使って充電できます。eMPの案内では、ビジター利用のために会員登録する必要はありません。
- 充電器の案内やQRコードを確認する
- スマートフォンでビジター利用画面を開く
- 必要な情報を入力する
- クレジットカードなど指定された方法で決済する
- 画面の案内に従って充電を開始する
ただし、充電器の設置事業者やサービスによって操作方法・決済方法は異なります。現地で初めて使う充電器なら、事前に利用方法を確認しておく方が安心です。
【合わせて読みたい:EV急速充電のやり方|カードなし・ビジター利用の手順も解説 →】
日産ZESP3の現在の料金
2026年8月31日時点で、日産のZESP3には「プレミアム100・200・400」と「シンプル」の4プランがあります。
| プラン |
月会費 |
急速充電の月額内分数 |
超過後などの急速充電料金 |
| プレミアム100 |
4,400円 |
100分/月 |
44円/分 |
| プレミアム200 |
6,600円 |
200分/月 |
38.5円/分 |
| プレミアム400 |
11,000円 |
400分/月 |
33円/分 |
| シンプル |
1,100円 |
なし |
99円/分 |
プレミアム3プランには普通充電600分/月も含まれ、急速充電の未使用分は翌月まで繰り越せます。
充電サービスカードを新規登録する場合は、1枚につき事務手数料1,650円が別途必要です。
なお、ZESP3全体で月会費が最も安いのはシンプルの1,100円ですが、急速充電の無料分数はありません。プレミアムプランの中で最も安いのがプレミアム100の4,400円です。
以前あったプレミアムプランの3年定期契約は、現在は新規加入できません。これから加入する人は通常の月会費を基準に考える必要があります。
プレミアム100は年間52,800円
プレミアム100の通常月会費は4,400円です。
- 4,400円 × 12か月 = 52,800円/年
- 5年間なら単純計算で 264,000円
もちろん、プレミアム100には毎月100分の急速充電などが含まれているため、月会費だけを見て高い・安いと判断することはできません。
重要なのは、自分がその充電分数をどれくらい使うのかです。
私のように急速充電が年間5回以内なら、急速充電を使わない月が多くなります。そのため、現在の生活では固定費を払うメリットを感じにくいです。
約5年間カードなしで使って困ったこと
一番気になるのは、「カードがないから使えない急速充電器があったか」だと思います。
私の場合、これまで実際に使おうとした急速充電器の中で、カードがないことを理由に充電できなかった経験はありません。
普段はEcoQ電などのアプリやクレジットカードを使い、旅行先でも各サービスのアプリやビジター利用で充電してきました。
私は充電カードを契約せず、必要なときだけアプリやビジター利用で急速充電しています。
ただし、ここは誤解してほしくありません。
「私が5年間困らなかった」ことと、「日本中のすべての急速充電器が必ずカードなしで使える」ことは別です。
充電ネットワークや設置事業者によって利用方法は違います。旅行前には、使う予定の充電器と決済方法を確認しておく方が安全です。
充電カードを持つメリットは操作の手軽さ
カードを持っていない私でも、操作の手軽さは充電カードの方が上だと思います。
対応する充電器なら、カードを認証機にかざして画面の案内に従えば利用できます。
カードなしの場合は、利用するサービスによって次のような操作が発生します。
- アプリを起動する
- 現在地や充電器を選択する
- QRコードを読み取る
- 初めてのサービスなら必要事項を入力する
- クレジットカード情報を入力・登録する
- スマートフォン上で充電開始操作をする
私は初めてビジター利用したとき、登録やワンタイムパスワードの操作で10〜15分ほど迷った経験があります。
慣れてしまえば対応できますが、初めて使うサービスでは「カードをかざすだけの方が楽だな」と感じることはあります。
モル
カードなしでも使えるけど、初めてのサービスは操作に時間がかかることがあるよ。旅行前に決済方法まで確認しておこう。
私が感じるカードなしの弱点は、「充電できないこと」よりも、サービスごとに操作方法が違い、手間が増えやすいことです。
私が充電カードを契約しなかった理由
私が充電カードを持っていないのは、カードそのものが嫌だからではありません。
一番大きな理由は、自宅で充電できるため、毎月お金を払ってまで急速充電用のカードを持つ必要性を感じなかったからです。
- 自宅に200V・3kWの充電設備がある
- 日常の充電は基本的に自宅
- 旅行以外の急速充電は年間5回以内
- 宿泊を伴う長距離旅行は年1回程度
- 日帰り旅行でも自宅まで帰れるなら外では充電しない
この使い方なら、私にとっては毎月固定費を払うより、必要になったときだけ都度料金を払う方が生活に合っています。
【合わせて読みたい:電気自動車の自宅充電完全ガイド|費用・工事・使い方を解説 →】
長距離旅行でもカードが欲しいと思わなかった
普段は急速充電をほとんど使わなくても、「長距離旅行ではカードが必要なのでは?」と考える人もいると思います。
私はこれまでの旅行でも、充電カードを「作っておけばよかった」と感じたことはありません。
2026年7月にリーフe+で約1,040km走った2泊3日の旅行では、外出先で急速充電を6回利用し、充電料金は12,663円でした。
一方、ZESP3のプレミアム100を1年間契約すると通常月会費は52,800円です。
固定費の規模感だけを見ると、52,800円は今回の外出先充電料金12,663円の約4.2回分に相当します。
ただし、これは「同じ旅行を年4回すればZESP3が得」という損益分岐の計算ではありません。
ZESP3は月ごとに急速充電の無料分数が設定され、未使用分の繰り越しにも条件があります。カードなしの料金も利用する事業者や充電器によって変わります。また、ZESP3には充電以外のサービスもあります。
ここで言いたいのは、年1回程度しか長距離旅行をしない私の場合、年間固定費を払う必要性を現在は感じていないということです。
約1,040kmの長距離旅行でも、私は充電カードなしで急速充電を利用しました。
【合わせて読みたい:実測データはこちら EVの真夏の長距離旅行を実測|リーフe+で1,040km走った電費・充電回数・料金 →】
充電カードを検討した方がいい人
私自身はカードなしを継続しますが、次のような人は充電カードを検討する価値があります。
- 急速充電を頻繁に使う人
- 自宅充電がなく、公共の充電器を使う回数が多い人
- 高速道路や長距離移動を頻繁に利用する人
- 毎回アプリやQRコードを操作するのが面倒な人
- よく使う充電ネットワークとカードの対応範囲が合っている人
特に急速充電の回数が増えるなら、月額料金だけを見るのではなく、「カードなしなら1か月いくら払うのか」と比較するのが重要です。
私も今後、生活環境が変わって急速充電する回数が大幅に増えれば、その時点でZESP3などの加入を検討します。
モル
「カードが得か」ではなく、自分の利用回数で比べるのがポイント。使わない月が多いなら固定費も含めて考えよう。
充電カードなしでも困りにくい人
反対に、私と同じような使い方なら、最初から充電カードを契約しなくても困りにくいと思います。
- 自宅充電がメイン
- 急速充電は年に数回程度
- 長距離旅行が少ない
- スマートフォンのアプリやQRコード操作に抵抗がない
- 旅行前に充電場所や決済方法を調べられる
私はまさにこのタイプです。
日帰りで出かけても、自宅まで帰れる残量があるなら外で急速充電せず、そのまま帰宅して自宅で充電します。
そのため、急速充電を使う回数そのものが少なくなっています。
【合わせて読みたい:EVは自宅充電なしでも大丈夫?急速充電だけの料金と不便さを実体験で解説 →】
契約前に確認したい判断方法
充電カードを契約するか迷ったら、私は次の順番で考えるのが分かりやすいと思います。
1.自宅充電できるか確認する
自宅充電ができるなら、外で充電する回数はかなり減る可能性があります。
私の場合も、自宅充電があることが「カードなしを継続する」という判断の一番大きな理由です。
2.月に何回、急速充電するか考える
「たぶん使う」ではなく、実際に月何回使いそうかで考えます。
これからEVを買う場合は、普段の通勤・買い物・旅行の距離から予想して構いません。
3.カードなしで払う料金を確認する
よく使う予定の充電器について、ビジター料金やアプリ利用時の料金を確認します。
4.充電カードの月額料金と比較する
その金額と、ZESP3などの月会費・含まれる充電分数を比べます。
5.操作の手軽さも含めて決める
カード認証の手軽さにも価値があります。
多少料金が高くても操作の簡単さを優先したい人と、多少手間が増えても固定費を抑えたい人では、結論が変わります。
- 自宅充電の有無
- 急速充電の月間利用回数
- よく使う充電器のカードなし料金
- 充電カードの月会費と含まれる充電分数
- カード認証の手軽さにどれくらい価値を感じるか
充電カードは「EVだから契約する」のではなく、自分の利用実績から必要性を判断するのが私には一番納得できる選び方です。
まとめ|急速充電の頻度を見てから決めればいい
約5年間、充電カードなしで日産リーフe+を使ってきた私の結論は、現在の生活では充電カードは必要ないです。
- 約5年間、充電カードを契約していない
- カードがないことを理由に充電できなかった経験は0回
- 旅行以外の急速充電は年間5回以内
- 宿泊を伴う長距離旅行は年1回程度
- 自宅まで帰れるなら外で充電せず自宅充電を使う
- カードの方が操作は楽だが、今は固定料金を払う必要性を感じていない
一方で、自宅充電がなく急速充電を頻繁に使う人や、アプリ操作を毎回行うのが面倒な人なら、充電カードの価値は高くなります。
そのため、EVを買う前から「充電カードは絶対に必要」と決める必要はありません。
自宅充電の有無と急速充電の回数を確認し、月額料金と都度払いを比較してから判断すれば十分です。
よくある質問
EVは充電カードがないと急速充電できませんか?
いいえ。カードなしのビジター利用に対応した充電器や、専用アプリ・クレジットカードなどで利用できる充電サービスがあります。ただし、利用方法は充電器や事業者によって異なるため、事前確認をおすすめします。
日産のZESP3で一番安いプランはどれですか?
2026年8月31日時点では、月会費だけならシンプルの1,100円が最も安いです。ただし急速充電の無料分数はなく、急速充電は99円/分です。プレミアムプランの中ではプレミアム100の4,400円が最も安く、急速充電100分/月が含まれます。
自宅充電があるなら充電カードはいらないですか?
必ず不要とは言えません。自宅充電があっても長距離移動が多く、急速充電を頻繁に使うならカードが合う場合があります。私の場合は急速充電が年間5回以内なので、現在はカードなしを選んでいます。
カードなしの一番のデメリットは何ですか?
私が感じる一番のデメリットは、初めての充電サービスでアプリ操作や決済登録に手間がかかることです。充電カードなら対応する充電器で認証が簡単なので、操作の楽さはカードにメリットがあります。
ZESP3に入っていなくても日産販売店で充電できますか?
日産公式FAQでは、ZESP3に加入していない場合の日産販売店の充電料金は各販売店が設定すると案内されています。利用前に販売店へ料金と利用方法を確認してください。
この記事で確認した主な公式情報
・日産公式FAQ「ZESP3について」
・日産公式FAQ「ZESP3の充電サービスについて」
・e-Mobility Power「充電器の使い方/ビジター利用」
最終確認日:2026年8月31日
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