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急速充電 読了目安 9分

EVの充電料金はいくら?自宅充電と急速充電を実例で比較

更新 2026.10.17さわちゃん

EVを検討していると、「自宅で充電すると月いくら?」「急速充電は高い?」と、充電料金が気になります。

私は2019年式の日産リーフe+を約5年間使い、普段は自宅の200V・3kWで充電しています。旅行では急速充電も使ってきました。

先に結論を言うと、日常は自宅充電のほうが安く抑えやすく、急速充電は料金だけでなく出力・場所・待ち時間まで含めて選ぶのが現実的です。

この記事では、私の実測データと2026年9月時点の料金を使って、自宅充電と急速充電を比べます。

記事のポイント

  • 月1,000kmを夜間単価だけで単純計算すると約2,196円
  • 充電ロスなどを含めた私の現実的な試算は月約3,300〜3,500円
  • 真夏1,040km旅行では急速充電6回・111.603kWhで12,663円
  • 30分580円で16%→62%まで回復した安い実例もある
  • 熱だれ時の時間課金は「入らないのに料金がかかる」と感じた
  • 普段は50kW級、旅行では90kW級など高出力を優先している
EVの充電料金はいくら?自宅充電と急速充電を実例で比較のアイキャッチ画像

結論|自宅充電は安く、急速充電は場所・出力で料金が変わる

同じEVでも、どこで充電するかによって料金は大きく変わります。

比較 私の実例・条件 料金の目安
自宅・夜間単価だけの単純計算 月1,000km・平均電費7.0km/kWh 約2,196円
自宅・普段の運用を含む試算 21時〜翌7時・充電ロス等を考慮 約3,300〜3,500円/月
近所の急速充電 30分・16%→62% 580円
真夏の長距離旅行 急速6回・111.603kWh 12,663円

ここで注意したいのは、約2,196円は「走行に必要な電力量×ナイトタイム単価」だけの単純計算だということです。実際の自宅充電では、充電ロス、再エネ賦課金、燃料費調整額、21時〜23時に充電する分などが加わります。

自宅充電の月額を詳しく知りたい人は、計算条件を分けて検証した記事を確認してください。

自宅充電はいくら?月1,000kmなら単純計算で約2,200円

私の年間平均電費は約7.0km/kWhです。月1,000km走るとすると、車が走行に使う電力量は約143kWhになります。

1,000km ÷ 7.0km/kWh = 約143kWh

私が契約している関西電力「はぴeタイムR」は、2026年9月時点で23時〜翌7時のナイトタイムが15.37円/kWhです。

(1,000km ÷ 7.0km/kWh)× 15.37円 = 約2,196円

ただし、実際にはコンセントからバッテリーへ入るまでの充電ロスがあります。普段は21時ごろから充電することもあるため、すべてを15.37円/kWhで充電しているわけでもありません。

私の条件で充電ロスや2026年度の再エネ賦課金などを含めて試算すると、月1,000kmで約3,300〜3,500円を目安にしています。燃料費調整額は月ごとに変わるため、この試算には含めていません。

出典:関西電力「はぴeタイムR」、経済産業省「2026年度の再エネ賦課金単価」

普段は30%台から75〜80%前後まで充電

普段は残量30%台で充電を始め、翌朝75〜80%前後まで回復させることが多いです。充電回数は月4〜5回程度です。

1回あたりの料金はEV専用の電力計で実測していません。62kWhバッテリーに約50%分を入れるとして、ナイトタイム15.37円/kWhだけで単純計算すると約477円ですが、実際は充電ロスや充電する時間帯、再エネ賦課金などで高くなります。そのため、1回の実料金を断定せず、月単位の試算で見るようにしています。

それ以上に大きいのが、帰宅してケーブルを差せば終わることです。リーフにしてからは、ガソリン価格をほとんど気にしなくなりました。


自宅充電を23時から翌7時に設定した日産リーフe+の充電タイマー画面
ナイトタイムだけで充電した実例。画像をタップすると拡大できます。

急速充電はいくら?真夏1,040km旅行では12,663円

急速充電の料金は、充電器や事業者、出力、課金方式によって変わります。

私が真夏にリーフe+で約1,040km走った旅行では、外出先で急速充電を6回利用しました。

  • 急速充電:6回
  • 外出先で充電した電力量:111.603kWh
  • 支払った料金:12,663円
  • 急速充電時間:合計約2時間45分
  • 充電待ち:0回

12,663円÷111.603kWhで計算すると、旅行中に支払った平均は約113.5円/kWhでした。

ただし、12,663円は旅行全体の電気代ではありません。自宅を99%で出発し、帰宅時は6%だったため、出発前に自宅で充電した電気も使っています。

同じ111.603kWhを夜間単価だけで計算すると約1,715円

比較のため、旅行中に外で充電した111.603kWhを、自宅のナイトタイム15.37円/kWhだけで単純計算すると約1,715円です。

111.603kWh × 15.37円 = 約1,715円

旅行中に実際に支払った12,663円との差は約10,948円です。

自宅充電・夜間の単純計算

111.603kWh

約1,715円

15.37円/kWhで計算

旅行中の急速充電実績

111.603kWh

12,663円

急速充電6回の実費

単純比較の差額:約10,948円

ただし、これは課金方式の違いをイメージするための比較です。自宅側には充電ロス・再エネ賦課金・燃料費調整額などを含めていないため、「自宅充電なら必ず7分の1以下」と考えないでください。

2026年の急速充電はkWh課金と時間課金が混在

2026年9月時点で、e-Mobility Powerが設置・運営する急速充電器のビジター利用には、kWh課金と出力別の時間課金があります。

eMP直営・ビジター 一般道路 高速道路
kWh課金 110円/kWh 143円/kWh
50kW以下・時間課金 55円/分 77円/分
50kW超〜100kW以下 77円/分 99円/分
100kW超 99円/分 121円/分

提携充電器のビジター料金は充電器ごとに異なります。つまり、「急速充電は1回○円」と一律には言えません。

出典:e-Mobility Power「ビジター利用規約」

30分580円なら安いと感じた。それでも毎回は使わない

急速充電がいつも高いわけではありません。

近所の急速充電器を利用したときは、30分580円で残量16%から62%まで回復しました。充電中に確認できた出力は46kWです。

これまで高速道路での急速充電が中心だった私には、580円はかなり安く感じました。


エコQ電で30分間急速充電して580円と表示された充電完了画面
30分580円だった急速充電の実例。画像をタップすると拡大できます。

それでも、自宅近くや通勤経路にこの充電器があったとしても、毎回利用するかは迷います。

特に仕事帰りなら、580円でも30分待つより早く帰って自宅で充電したいと思います。

左右の選択肢を示しながら違いを比較するモルモル
580円なら料金だけを見ると魅力的。でも、仕事帰りは「30分待つ時間」まで含めて考えると、自宅充電を選びたくなります。

私は急速充電器を料金だけで選ばない

私は急速充電の料金を、毎回事前に細かく確認しているわけではありません。

理由は、ガソリンスタンドほど充電器の数が多くないからです。料金だけで候補を絞りすぎると、使える場所がなくなることがあります。

普段は50kW級を選びやすく、旅行先では時間を優先して90kW級などの高出力を選びます。

  • 普段:50kW級で十分と考えることが多い
  • 旅行:90kW級など高出力を優先
  • 場所:いつもの道から3分程度の遠回りなら候補
  • 料金:価格差が大きければ比較するが、基本は出力と立地を優先

急速充電料金だけを比較して遠くの安い充電器へ行くより、旅行中なら高出力で早く次へ進める方が価値があると感じます。

普段の充電

50kW級

日常使いなら十分と感じる

旅行・遠出

90kW級など

料金より時間短縮を優先

よく通る道から3分程度の遠回りなら候補に入れます。

ひらめきや重要なポイントを伝えるモルモル
安さだけで探すより、「今いる場所・出力・待ち時間」を一緒に見る方が、実際の使い勝手に近いです。

熱だれでは「入らないのに時間課金」がつらかった

急速充電料金で特に嫌だと感じたのが、真夏にバッテリー温度が上がったときです。

初めて熱だれのような状態を経験したとき、「このまま充電するとどうなるのだろう」と確認する意味もあって、そのまま急速充電しました。

結果は、時間が経ってもほとんど充電できませんでした。

時間課金では、車側が高い出力を受け入れられなくても利用時間に応じて料金が発生します。充電量が少ないのに料金だけはかかるので、そのときはかなり割高に感じました。

結局、その後は夜まで待ち、近くの別の急速充電器まで移動して充電しています。

失敗や困った状況で落ち込んでいるモルモル
同じ30分でも、入る電力量が少ないと「この料金はもったいない」と感じます。

急速充電が遅くなる理由やバッテリー温度については、別の記事で詳しくまとめています。

自宅充電できるなら、私は自宅充電を選ぶ

仮に、自宅充電1回が500〜700円、急速充電1回が1,000円程度だとしても、私は自宅充電を選びます。

理由は、料金差だけではありません。

  • 充電器まで移動しなくていい
  • 30分待たなくていい
  • 帰宅後にケーブルを差すだけ
  • 寝ている間に充電できる
  • ガソリン価格を気にすることがほぼなくなった

急速充電だけで使うなら、料金面では自宅充電の2倍程度までが私の許容範囲です。

ただし、安ければ急速充電だけでいいとは思いません。自宅充電は「料金+移動時間+待ち時間」をまとめて減らせるのが大きいからです。

私の感覚では、EVは自宅充電できる人ほど充電料金と利便性のメリットを感じやすいと思います。

まとめ|EVの充電料金は自宅充電中心ほど抑えやすい

EVの充電料金は、自宅充電と急速充電でかなり違います。

私の場合、月1,000kmをナイトタイム単価だけで計算すると約2,196円ですが、充電ロスなどまで含めた自宅充電の現実的な試算は月約3,300〜3,500円です。

一方、真夏の約1,040km旅行では、外出先の急速充電6回・111.603kWhに12,663円を支払いました。反対に、30分580円という安い急速充電器もあります。

つまり、「EVの充電料金はいくら?」の答えは、どこで・どの方法で充電するかによって変わるということです。

私は日常では自宅充電、旅行では高出力の急速充電を使い分けています。料金だけを最安にするより、時間と使いやすさまで含めて選ぶ方が、約5年間使ってきた感覚には合っています。

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