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日産リーフe+・約5年の実体験から電気自動車全般をわかりやすく
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中古EV選び 読了目安 13分

中古EVはやめとけ?2年落ちリーフを買って5年乗った私の結論

更新 2026.09.07さわちゃん

「中古EVはやめとけ」と聞くと、バッテリーがすぐ劣化するのか、充電で苦労するのかと不安になりますよね。

私も購入前は同じ不安を感じていました。

それでも、2019年式の日産リーフe+(62kWh)を2年落ちで購入し、約5年間で5万km以上走りました。

現在の走行距離は約8.5万kmです。

先に結論を言うと、私は中古EVだからという理由だけで、やめる必要はないと思っています。

現在まで駆動用バッテリーの交換や大きな故障はなく、次の車も中古EVを検討しています。

ただし、誰にでもおすすめできるわけではありません。

私自身は、自宅充電できることを中古EV購入の必須条件にしています。

この記事では、約5年間の所有経験をもとに、次の疑問へ答えます。

  • 中古EVは本当にバッテリー劣化で後悔するのか
  • 自宅充電や長距離移動で困らないのか
  • 購入前に何を確認すればよいのか
  • 中古EVをおすすめしにくいのはどのような人か
中古EVはやめとけ?2年落ちリーフを買って5年乗った私の結論のアイキャッチ画像

中古EVはやめとけ?5年乗った私の結論

私の結論は、自宅充電ができ、車両とバッテリーの状態を確認して選べるなら、中古EVは有力な選択肢になるというものです。

約5年間乗ってきましたが、「EVを買わなければよかった」と後悔したことはありません。

EVについての体験談や検討内容を話すモル モル
2年落ち・走行31,207kmの中古リーフe+を購入し、約5年乗った現在も、中古EVを選んだことに後悔はありません。

むしろ、静かで滑らかな走りや、自宅で充電できる便利さを知ったため、次もEVに乗りたいと考えています。

ただし、次のどちらに近いかで判断は変わります。

検討しやすい人

自宅充電ができ、必要な航続距離を把握し、長距離では充電休憩を組み込める人

慎重に考えたい人

公共充電だけに頼り、充電計画を立てたくなく、数年後のリセールも重視する人

中古EVに向いているかは、「EVは良い」「EVはダメ」という周囲の価値観では決まりません。自宅の充電環境、1日の走行距離、遠出の頻度、何年乗るかで結論が変わります。

私が購入した中古リーフe+の5年後

この記事の前提となる、私の車と使い方は次のとおりです。

問題が解決して両羽を広げて喜ぶモル モル
購入時は約300万円、現在は8万km超。容量計は12セグを維持し、日常利用から長距離旅行まで使えています。
  • 車種:2019年式の日産リーフe+(62kWh)
  • 初度登録:2019年5月
  • 購入時期:2年落ちの中古車として購入
  • 購入時の走行距離:31,207km
  • 購入時の記録簿:なし(購入時資料では「無」)
  • 購入総額:約300万円
  • 現在の走行距離:約8.5万km
  • 所有期間:約5年
  • 主な用途:片道約40kmの通勤、買い物、家族4人での移動
  • 普段の充電:自宅の200V・3kWが中心
  • バッテリー容量計:現在も12セグ
  • 大きな故障:なし
  • 主な交換品:タイヤ、エアコンフィルターなど

※初度登録年月・購入時の走行距離・記録簿の有無は、購入時資料で確認しました。購入総額は約5年前の記憶をもとにした概数です。現在の走行距離と容量計は、車両メーターで確認しています。

購入時はカーセンサーで条件を絞り、見つけた販売店で実車を確認しました。

当時はe+が欲しく、価格と状態が条件に合ったため、複数車両の比較や試乗をせずに購入しています。

結果的に大きな問題はありませんでしたが、今なら試乗も行い、バッテリーの状態、冷却方式、保証の残り、急速充電性能まで確認します。

中古EVはやめとけと言われる7つの理由

1.バッテリーの状態に個体差がある

中古EVで最も気になるのは、駆動用バッテリーの状態です。

劣化が進むと、一度の充電で走れる距離が短くなる可能性があります。

読者に注意点や警告を伝えるモル モル
中古EVは同じ年式・走行距離でもバッテリー状態に差があります。容量表示や保証内容を車両ごとに確認してください。

私のリーフは、購入時も現在も容量計は12セグです。

満充電時の航続可能距離は、購入当初が約410~420kmだった記憶があります。

現在でも、ECOモードにしてエアコンを切ると約400kmと表示されます。

ただし、12セグだから新品同様という意味ではありません

航続可能距離の表示も、直近の走り方、外気温、エアコンの使用などで変わります。

私はLeafSpyなどでSOHを測定していないため、正確な劣化率は分かりません。

私が言えるのは、購入時より多少短くなった感覚はあるものの、日常使用で困るほどの劣化は感じていないということです。

日産はリーフのバッテリー容量について、正常な使用条件下で新車登録から8年または16万kmまでの早い方を保証期間とし、容量計が8セグになった場合を保証条件として案内しています。

中古車では、保証の残りと継承条件を車両ごとに確認してください。

日産公式情報

バッテリー状態証明書と容量保証を確認する

2.自宅充電がないと手間が増えやすい

私は充電のほとんどを自宅で行っています。

帰宅後にケーブルをつなげば、翌朝には走れる状態になるため、普段は充電待ちがありません。

反対に、自宅充電がなく、公共の急速充電器だけに頼る場合は、充電器までの移動、先客がいたときの待ち時間、料金を考える必要があります。

公共充電だけでも使える人はいますが、私自身は自宅充電がなければ中古EVを買っていなかったと思います。

3.長距離移動では充電計画が必要になる

EVで長距離を走る場合は、途中で利用する充電器と、使えなかった場合の予備候補を考えておく必要があります。

これはガソリン車にはない手間です。

一方で、私は充電場所を中心に立ち寄り先を探すことを、宝探しのように感じることがあります。

充電をきっかけに、知らなかった施設や休憩場所を見つけられるからです。

実際に家族4人でリーフe+に乗り、真夏に約1,040kmを移動しました。

充電場所と予備候補を確認し、残量に余裕を持てば旅行はできます。

長距離移動が多いだけで中古EVを諦める必要はありません。

ただし、充電計画を立てたくない人や、仕事の移動で充電休憩を取りにくい人は慎重に判断した方がよいでしょう。

4.真夏は急速充電速度が落ちることがある

私がEVの限界を強く感じたのは、過去に真夏の東京まで走ったときです。

到着時には、メーターのバッテリー温度計が赤い領域に入っていました。

その状態で急速充電しましたが、バッテリー残量表示は約20%分しか増えませんでした。

当時の充電時間や出力を記録していないため、原因を断定はできません。

それでも、温度計の状態と、それまでの高速走行や急速充電を考えると、私はバッテリー温度上昇で充電速度が落ちた、いわゆる「熱だれ」だったと判断しています。

日産のFAQでも、急速充電速度は充電器と車の性能だけでなく、バッテリー残量やバッテリー温度などの影響を受けると案内されています。

2019年式リーフe+は最大100kWの急速充電に対応しています。

ただし、100kW充電器につなげば、常に100kWで充電できるという意味ではありません。

次に中古EVを買うなら、私は液冷式などのバッテリー温調機能を備え、100kWを超える急速充電に対応した車を希望します。

最大出力だけでなく、高温時も充電速度を維持しやすいか確認します。

5.車種によってはリセールが低くなる

私のリーフは、購入総額が約300万円でした。

2026年5月ごろに一括査定を利用したところ、実車査定と電話などでの概算を合わせて、提示額は約40万~70万円でした。

査定書を残していないため、これは当時の記憶をもとにした金額です。

約5年間乗ったため、私はこの金額に納得しています。

ただし、リセールを最優先し、数年で高く売りたい人には大きなデメリットになり得ます。

なお、この査定結果は私の2019年式リーフe+の一例です。

中古EV全体の査定額が同じように下がるという意味ではなく、車種、年式、走行距離、車両状態、市況で変わります。

購入価格だけでなく、充電費用、整備費用、何年乗るか、最後にいくらで売れそうかまで含めて判断する必要があります。

6.古いEVはナビや充電性能が新型より不便な場合がある

私が実際に不便だと感じるのは、旧型リーフの純正ナビです。

目的地までのルートを設定したあと、その経路沿いにある急速充電器を出力などで絞り込み、立ち寄り先へ追加する操作がしにくいと感じています。

そのため、私はスマートフォンのアプリで充電器を探し、見つけた場所をナビの立ち寄り先へ追加しています。

長距離旅行のたびに行うと、少し面倒です。

これは私の2019年式リーフe+での体験です。

中古EVを選ぶときは、バッテリーだけでなく、ナビ、充電器検索、スマートフォン連携、急速充電の最大出力も確認した方がよいでしょう。

7.安い車には理由がある

中古EVは、新車時より大幅に安くなった車が見つかることがあります。

しかし、価格だけで決めるのはおすすめしません。

バッテリー状態、走行距離、修復歴、保証、タイヤ、12Vバッテリー、充電性能など、安い理由がないか確認する必要があります。

これはEVだけの話ではありませんが、EVは駆動用バッテリーの状態が航続距離と使い勝手に直結します。

状態を示す資料がなく、販売店の説明も曖昧な車は、私は候補から外します。

5年後も中古EVを選択肢に入れる理由

注意点はありますが、私は中古EVを買ったこと自体には後悔していません。

  • 現在も容量計は12セグで、日常使用に困るほどの劣化を感じていない
  • 約5年間、駆動用バッテリー交換や大きな故障がない
  • 充電計画を立てれば、家族4人で長距離旅行ができる
  • 自宅充電が中心なら、普段は充電待ちがない
  • エンジン車と比べて静かで、加速が滑らかに感じる

EVは完全な無音ではありません。エアコンやコンプレッサーの音、ロードノイズは聞こえます。

それでも、知人を乗せたときに「静かやな」と言われたほど、車内の静かさはメリットだと感じています。

次に買い替えるなら、同じ年式のリーフではなく、アリア、bZ4X、ソルテラなど、家族で使いやすい広さと新しいバッテリー温調機能を備えた中古EVを検討します。

これはリーフに後悔したからではありません。

子どもの成長と車の進化を考え、次はより広く、長距離移動に強いEVを選びたいからです。

中古EVをおすすめしにくい人・おすすめしやすい人

中古EVをおすすめしにくい人

  • 自宅充電ができず、公共充電へ行く手間も負担に感じる人
  • リセールを最優先し、数年で高く売りたい人
  • 長距離移動で充電計画を立てたくない人
  • 10~30分程度の充電休憩や予定変更を受け入れにくい人
  • 仕事で長距離を走り、充電時間を取りにくい人
  • バッテリー状態を確認せず、価格だけで選ぶ人

特に注意したいのは、自宅充電できない人です。

近所に使いやすい充電器があり、待ち時間も負担にならないなら運用できますが、公共充電だけに頼る生活を私は積極的にはおすすめしません。

中古EVをおすすめしやすい人

  • 自宅充電できる人
  • 通勤など、普段走る距離がある程度決まっている人
  • 日常の充電費用や維持費を抑えたい人
  • 一台を長く乗る予定の人
  • 充電を含めて旅行計画を立てられる人
  • 加速の滑らかさや車内の静かさを重視する人

走行距離が短い人だけに向いているわけではありません。

必要な航続距離を満たすバッテリー容量があり、自宅で充電できるなら、私のように片道約40kmを通勤する使い方もできます。

私が今、中古EVを買うなら確認する7項目

約5年間乗った現在なら、購入前に次の項目を確認します。

チェックリストを指しながら確認事項を案内するモル モル
価格だけで決めず、バッテリー・保証・充電環境・1日の走行距離・遠出の頻度まで確認すると失敗を減らせます。
中古EVを買うなら確認する7項目
  1. バッテリー容量計・診断資料:現在の状態を判断できる資料があるか
  2. 満充電時の航続可能距離:冬や高速道路も考えて必要な距離を走れそうか
  3. バッテリーの冷却・温調方式:真夏の走行や連続急速充電に対応しやすいか
  4. 急速充電性能:最大出力だけでなく、高温時も速度を維持しやすいか
  5. バッテリー保証の残り:保証期間、距離、継承条件を満たしているか
  6. 自宅充電との相性:充電出力、充電口の位置、ケーブル長に問題がないか
  7. 試乗と装備の操作感:加速、乗り心地、ナビ、回生ブレーキが自分に合うか

SOHを確認できれば参考になりますが、私はSOHだけで判断しません。

メーカーや販売店の診断書、容量計、保証内容、満充電時の表示など、複数の情報を合わせて判断します。

保証が切れている車でも、状態と価格に納得できれば候補に入れます。

一方で、状態を示す資料がなく、販売店の説明も曖昧なら見送ります。

また、私はアクセルペダルを戻すと完全停止できる旧型リーフのe-Pedalが好きです。

次の車でも操作感が自分に合うか、必ず試乗して確認します。

中古EVに関するよくある質問

中古EVはバッテリーが劣化しているから危険ですか?

中古EVだから必ず大きく劣化しているとは限りません。

私の2019年式リーフe+は約8.5万km走行していますが、現在も容量計は12セグです。

ただし、12セグは新品同様を示すものではなく、同じ年式でも使い方や保管環境によって状態は変わります。

年式や走行距離だけで決めず、個体ごとのバッテリー状態を確認してください。

自宅充電がなくても中古EVを買えますか?

公共の充電器だけで運用することは可能です。

ただし、私は自宅充電がなければEVを買わなかったと思います。

普段使う充電器の場所、料金、混雑、充電時間を確認し、その手間を受け入れられるか判断してください。

中古EVで長距離旅行はできますか?

車の航続距離と急速充電性能が足りており、充電計画を立てられれば可能です。

私も家族4人でリーフe+に乗り、約1,040kmの旅行をしています。

ただし、真夏の連続急速充電では速度が落ちた経験があるため、バッテリーの温調方式と高温時の充電性能は重要です。

バッテリー保証が切れた中古EVは避けるべきですか?

保証が残っている方が安心ですが、保証切れだけで必ず見送る必要はないと思います。

車両価格、バッテリー状態、今後乗る年数を合わせて判断します。

状態を示す資料がなく、販売店も説明できない場合は見送ります。

中古EVだからという理由だけで、やめる必要はない

私は2年落ちのリーフe+を購入し、約5年間乗ってきました。

現在まで大きな故障はなく、バッテリー容量計も12セグのままです。

長距離旅行もでき、次の車も中古EVを検討しています。

一方で、真夏の急速充電で熱だれを感じたこと、査定額が約40万~70万円だったこと、旧型ナビが使いにくいことは事実です。

中古EVを検討するときは、少なくとも次の3点を確認してください。

  • 自宅充電できるか
  • バッテリー状態と必要な航続距離が合っているか
  • 長距離移動時の充電時間を受け入れられるか

「やめとけ」と言う人の生活条件と、あなたの生活条件は同じではありません。

周囲の意見だけで決めず、毎日の走行距離、充電環境、遠出の頻度、所有予定年数を具体的に考え、自分に合う一台を選んでください。

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