電気自動車に自宅充電は必要?私の結論
結論から言うと、電気自動車に自宅充電は必須ではありません。
自宅に充電設備がなくても、急速充電器や職場の充電設備などを使ってEVに乗ることはできます。
日産も、外出先では高速道路のサービスエリア、日産販売店、コンビニ、道の駅などに設置された充電設備を利用できると案内しています。
ただし、
「EVに乗れるか」と「毎日の生活で快適に乗れるか」は別です。
モル自宅充電は必須ではありません。ただし、片道40km通勤の私には、毎日の負担を減らすうえで欠かせない設備です。
私の場合、自宅充電がなくなったら、今と同じようにEVを使い続けるのはかなり面倒だと感じます。
片道40km通勤では自宅充電がかなり助かっている
現在、私は日産リーフe+を片道約40km、往復約80kmの通勤に使っています。
通勤は週3往復ほどなので、通勤だけでも約240km走ります。
自宅では200V・3kWの普通充電を使っており、現在は週1回程度の充電で運用しています。
ここで大切なのは、週1回しか充電しなくていいことではありません。
「必要になったら家で充電できる」という環境そのものが便利なのです。
充電する頻度や残量の考え方については、別の記事で詳しくまとめています。
【合わせて読みたい:電気自動車の自宅充電は毎日必要?週1回で運用するリーフe+の実例 →】
自宅充電がなければ乗り換えも考える
もし今、自宅充電が使えなくなったらどうするか。
私はかなり迷います。
公共の急速充電だけでもEVには乗れますが、私の場合は週1~2回ほど、充電するために外へ行く生活になると思います。
それが毎週続くと考えると、かなり面倒です。
そのため、今の通勤距離のまま自宅充電が完全に使えなくなるなら、将来的には別の車への乗り換えまで考えると思います。
一方で、自宅充電なしの生活に慣れて、急速充電を生活動線にうまく組み込める人なら問題ないとも思っています。
つまり、自宅充電の必要性はEVそのものではなく、自分の生活との相性で決まります。
電気自動車の自宅充電が便利だと感じた実体験
日常生活で一番「自宅充電があってよかった」と感じるのは、充電設備のスペックを見たときではありません。
疲れて帰宅したときです。
夜遅く残量が少ない状態で帰宅したとき
以前、夜遅く、バッテリー残量が少ない状態で帰ってきたことがあります。
こんなときでも、自宅充電があればケーブルをつなげば終わりです。
あとは家に入り、寝ている間に充電できます。
モル残量が少ない夜でも、帰宅後につないで眠るだけ。翌朝には充電されている安心感があります。
もし自宅充電がなければ、
・自宅へ帰る前に充電スポットを探す
・充電場所まで移動する
・急速充電する
・充電が終わるまで待つ
・そこから自宅へ帰る
という行動が増えます。
仕事で疲れた夜に、充電のためだけにもう一度30分程度待つとなれば、私はかなり面倒に感じます。
日産も自宅充電について、「寝ている間に充電できる」「充電スポットの順番待ちを避けられる」という時間面のメリットを案内しています。
参考:日産「EVを自宅で充電するメリットと充電設備設置の手順」
https://ev.nissan.co.jp/EV/CHARGE-AT-HOME/
私にとって自宅充電の最大の価値は、電気代よりも充電のためだけに時間を使わなくていいことです。
「充電するために立ち寄る」という行動がなくなった
ガソリン車に乗っていた頃は、燃料が減ればガソリンスタンドへ立ち寄る必要がありました。
EVに乗り換えてから、自宅充電中心になったことで、この行動がほぼなくなりました。
1回だけなら大した時間ではありません。
ただ、
「帰宅途中にスタンドへ寄る」
「充電するために外へ出る」
という行動が何年もなくなると、その差は積み重なります。
普段は意識していませんが、振り返ると時間と労力をかなり減らせていると思います。
自宅充電にかかる実際の電気代については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
【合わせて読みたい:電気自動車の自宅充電料金はガソリン代より安い?月1,000km実例 →】
ケーブル接続は少し面倒でも公共充電よりラク
もちろん、自宅充電にも面倒な部分はあります。
私の家では、充電ケーブルを収納している箱から出し、コンセントへ接続してから、車の右側を遠回りして前方の充電口までケーブルを持っていきます。
コンセントの位置と車の充電口の位置があまりよくありません。
そのため、充電するたびに「ちょっと面倒だな」と感じることはあります。
それでも、
夜遅く帰宅してから充電スポットまで移動し、急速充電が終わるのを待つことと比べれば、私は自宅充電の方が圧倒的にラクです。
コンセントの位置は、EV購入前にかなり重要な確認ポイントです。
【合わせて読みたい:EV自宅充電工事で後悔しないために|5年使って分かったコンセント位置の決め方 →】
電気自動車は自宅充電なしでも生活できる
ここは誤解してほしくありません。
私は自宅充電をかなり便利だと感じていますが、すべてのEVユーザーに自宅充電が必要だとは思っていません。
生活環境によっては、自宅充電なしでも十分にEVを使えると思います。
職場で充電できる人はかなり有利
私が特に大きいと思うのが、勤務先で充電できる環境です。
仕事をしている数時間の間に充電できるなら、走行距離が多少長くても、自宅充電の必要性はかなり下がります。
例えば、
自宅から出発
↓
会社に到着
↓
仕事中に充電
↓
充電された状態で帰宅
モル職場で充電できるなら、自宅充電がなくても無理のない運用を組みやすくなります。
という生活ができれば、「充電するためだけの時間」を作る必要がありません。
私なら、自宅に充電設備が設置できない場合、まず職場充電が利用できないか確認します。
公共充電だけの場合は、購入前に運用計画を立てる
自宅にも職場にも充電設備がない場合は、公共充電を日常の中心にする方法があります。ただし、私は日常を公共充電だけで運用した経験はありません。
どこで、何日ごとに充電するのか。充電のための移動と待ち時間を続けられるか。自宅に設備を設置できない場合の具体的な確認順序は、別の記事で紹介しています。
【合わせて読みたい:EVは自宅充電なしでも大丈夫?購入前に確認する充電場所・回数・待ち時間 →】
買い物先の充電設備は当てにしすぎない
「スーパーやショッピングモールで買い物している間に充電すればいい」と考える人もいると思います。
実際、商業施設などにも充電設備はあります。日産も商業施設などの外出先充電を案内しています。
ただ、私は購入前から買い物先の充電を前提にしすぎない方がいいと思います。
モル商業施設の充電器は、利用中・故障・料金変更もあり得ます。普段使える充電場所を複数確認しておきましょう。
店舗によって、
・充電設備があるか
・普通充電か急速充電か
・何台設置されているか
・料金はいくらか
・故障や利用停止になっていないか
が違うからです。
「買い物ついでに使えたら便利」くらいに考えて、自宅・職場・公共充電のどれを日常の中心にするのかを決めておく方が安心です。
電気自動車の自宅充電と公共充電を比較
自宅充電と公共充電の違いを、私の使い方を基準に整理すると次のようになります。
| 比較項目 | 自宅充電 | 公共の急速充電 |
|---|
| 充電のための移動 | 不要 | 必要 |
| 充電中 | 家で過ごせる・寝られる | 基本的に外出先 |
| 順番待ち | なし | 発生する可能性あり |
| 日常利用 | 向いている | 生活環境次第 |
| 長距離移動 | 不向き | 向いている |
| 設備費 | 設置工事が必要な場合あり | 自宅工事不要 |
| 私の使い方 | 約99%を自宅充電 | 主に長距離・必要時 |
どちらが優れているというより、役割が違います。
私の場合は、
普段=自宅充電
長距離=急速充電
と使い分けることで、EVを使いやすく感じています。
電気自動車の自宅充電を購入前に確認する
これからEVを購入するなら、車を契約する前後のできるだけ早い段階で、自宅で充電できるか確認することをおすすめします。
日産では、自宅での充電は3~6kWが一般的と案内しており、戸建て住宅で自宅充電を行う場合は電気工事が必要です。
また、一般家庭にすでにある普通の100V・200VコンセントをそのままEV用として使えるとは限りません。
日産FAQでは、EV専用の充電用コンセント工事が必要と案内しています。
参考:日産「自宅で充電」
https://www.nissan.co.jp/EV/CHARGE/index.html
参考:日産FAQ「家庭用の200Vや100Vコンセントで充電できるか」
https://faq2.nissan.co.jp/faq/show/6835?site_domain=default
購入前に最低限確認したいのは次の項目です。
・自宅駐車場に充電設備を設置できるか
・分電盤から駐車場まで配線できるか
・車の充電口はどこにあるか
・普段どちら向きに駐車するか
・充電ケーブルが無理なく届くか
・壁やフェンスが邪魔にならないか
・3kWと6kWのどちらが生活に合っているか
パナソニックも、EV・PHEV充電用コンセントの施工では、コンセントごとの専用回路と漏電ブレーカーの設置を案内しています。
施工そのものは資格を持つ電気工事士へ依頼する必要があります。
自宅充電工事を考える場合は、料金だけではなく、実際に車を停めた状態で充電口までの動線を確認してもらうことが大切です。
【合わせて読みたい:電気自動車の充電コンセント工事はどこに頼む?業者選びの注意点 →】
自宅充電について工事・費用・充電方法までまとめて確認したい場合はこちらです。
私なら自宅充電できない状態で電気自動車を買うか
今の私がもう一度EVを購入するとします。
自宅充電ができるなら、私は迷わずEVを候補に入れます。
では、自宅充電ができなければEVを買わないのか。
これは条件次第です。
職場で安定して充電できるなら、購入を検討します。
一方、
・自宅充電なし
・職場充電なし
・片道約40km通勤
・公共の急速充電だけで運用
という条件なら、私はかなり迷います。
EVに乗れないからではありません。
週1~2回程度、充電のために時間を使う生活を自分が続けたいかを考えるからです。
逆に、その時間が苦にならない人や、普段立ち寄る場所に使いやすい急速充電器がある人なら、自宅充電なしでも問題なく生活できると思います。
だから私は、
「EVを買うなら自宅充電は必須」
とは言いません。
判断してほしいのは、
「自分はどこで、いつ充電するのか」
です。
これが自然に答えられるなら、自宅充電がなくてもEVを選べます。
答えられないなら、車を購入する前に充電環境から考えた方がいいと思います。
まとめ|電気自動車の自宅充電は生活スタイルで判断する
電気自動車に自宅充電は絶対必要ではありません。
ただ、片道約40km、往復約80kmを通勤する私にとっては、なくなるとかなり困る設備です。
特に、夜遅く残量が少ない状態で帰宅したとき、自宅でそのまま充電できるありがたさを感じます。
充電のために別の場所へ移動して待つ必要がありません。
一方、職場で充電できる人や、公共充電を自然に生活へ組み込める人なら、自宅充電なしでも十分EVに乗れると思います。
購入前には「自宅充電が必要か」だけではなく、
自宅充電が必要か判断するポイント
・普段どのくらい走るのか
・自宅で充電できるのか
・職場で充電できるのか
・公共充電をどのくらい使うことになるのか
・充電するための移動や待ち時間を負担に感じないか
この5つを考えてみてください。
自宅充電の必要性は「何km走ったら必要」という数字だけでは決まりません。
自分の生活の中に、充電を無理なく組み込めるかどうか。
私はそこを基準にEVを選ぶのが一番現実的だと思います。
自宅充電の必要性についてよくある質問
自宅充電がないとEVは買えませんか?
購入できますが、日常的に利用できる代わりの充電場所が必要です。職場で安定して充電できるか、公共充電を生活に組み込めるかを先に確認してください。
走行距離が短ければ自宅充電は不要ですか?
距離だけでは決まりません。充電のためだけに外出することを負担に感じる人には、走行距離が短くても自宅充電の便利さがあります。
自宅充電が使えなくなったら、筆者はEVを続けますか?
今の使い方で自宅充電が完全に使えなくなるなら、私はハイブリッド車への乗り換えも考えます。急速充電だけの運用が不可能だからではなく、毎回の移動や待ち時間を負担に感じるからです。