EVの維持費はいくら?リーフe+を約5年乗った実費をまとめて公開
更新 2026.10.17さわちゃん
「EVはガソリン車より維持費が安い」と聞いても、実際に年間いくらかかるのかは分かりにくいですよね。
私は2019年式の日産リーフe+を2021年に中古で購入し、約5年間使っています。2026年10月3日時点の累計走行距離は88,076kmです。容量計は12セグを維持しており、大きな故障は経験していません。
結論からいうと、私が一番メリットを感じているのは、ガソリン代が充電代に変わったことと、エンジンオイル交換がないことです。一方で、税金・保険・車検・タイヤまで全部が特別安いとは感じていません。
この記事では、約5年間の所有で確認できた実費と記録をもとに、EVの維持費を項目ごとに整理します。記録が残っていない費用は推測で埋めず、計算値と実費を分けて紹介します。
記事のポイント
- 確認できる実費と現行税率を年換算すると、維持費の目安は年間約17.9万〜19.8万円
- 月約1,000km走る自宅充電代は、充電ロスと再エネ賦課金を含む試算で月約3,300〜3,500円
- 任意保険は年48,048円
- 74,994km時のディーラー車検は114,000円
- 夏タイヤは約6万km時に1回交換し、4本+工賃で約4〜5万円
- 2026年9月7日時点(87,209km)まで故障修理は0回。オイル交換もありません
結論|私のリーフe+の維持費は年間約17.9万〜19.8万円が目安
まず、私のリーフe+で確認できる維持費を年換算すると、年間約17.9万〜19.8万円がひとつの目安になります。月平均では約1.5万〜1.6万円です。
ただし、これは「約5年間に実際に支払った総額をすべて合計した数字」ではありません。前回の車検費用やメンテプロパックの正確な支払額が残っていないため、確認できる実費・本人記録・2026年の現行税率だけで整理しています。

2026年9月7日時点で走行距離87,209km。容量計は12セグです。
| 項目 |
私の実績・条件 |
年換算の目安 |
| 自宅充電 |
月約1,000km・平均電費約7km/kWh |
約39,600〜42,000円※ |
| 外出先の急速充電 |
年間1万円以下程度 |
0〜約10,000円 |
| 自動車税 |
2026年の兵庫県税率を使用 |
25,000円または29,500円 |
| 任意保険 |
実際の年間保険料 |
48,048円 |
| 車検 |
74,994km時に114,000円 |
約57,000円※ |
| 夏タイヤ |
約5年で1回、約4〜5万円 |
約8,000〜10,000円※ |
| ワイパー |
約3回、合計約6,000円 |
約1,200円※ |
| 故障修理 |
2026年9月7日時点の約8.7万kmまで0回 |
0円 |
※自宅充電は月1,000km・平均電費7km/kWhを基準に、充電ロスと再エネ賦課金を含めて試算した参考値です。燃料費調整額は含めていません。車検・タイヤ・ワイパーも、確認できる支払額を所有期間や周期で割った参考値です。
集計に含めていない費用:駐車場代、ローン、洗車代、スタッドレスタイヤ、金額を確認できないエアコンフィルター、前回車検、メンテプロパックなど。家庭や地域で必要性が変わる費用も除外しています。
モル
EVだから全部の費用が安くなるわけではないよ。私が一番差を感じるのは、充電代とオイル交換です。
充電代|月1,000kmなら月約3,300〜3,500円が目安
私は月に約1,000km走り、普段は自宅の200V・3kWで充電しています。平均電費は約7km/kWhです。
自宅充電だけをEV分の電力計で実測しているわけではないため、ここでは走行距離・平均電費・充電ロス・電力単価・再エネ賦課金から試算します。月1,000km÷7km/kWh=約143kWhが走行に必要な電力量です。充電ロスを見込むとコンセント側では約157〜164kWhとなり、21時〜翌7時の時間帯別料金を平均した電力単価と再エネ賦課金を加えると、月約3,300〜3,500円、年間約39,600〜42,000円が目安になります。
関西電力「はぴeタイムR」の2026年9月時点の電力量料金は、21時〜23時が22.80円/kWh、23時〜翌7時が15.37円/kWhです。この試算には燃料費調整額を含めていないため、実際の請求額は月によって増減します。
関西電力「はぴeタイムR」の最新料金を見る
外出先の急速充電は旅行などが中心で、年間では1万円程度かそれ以下という感覚です。普段の充電を自宅で済ませているため、ガソリンスタンドへ定期的に寄る生活から変わったことも大きいです。
【合わせて読みたい:電気自動車の自宅充電料金はガソリン代より安い?月1,000km実例 →】
税金・保険|EVでも毎年かかる固定費はある
EVでも自動車税と任意保険はかかります。ここは「EVなら特別に安い」と強く感じている部分ではありません。
兵庫県ではEVを総排気量1,000ccの自動車として扱い、2026年の自家用EVの自動車税は、初回新規登録が2019年9月以前なら29,500円、2019年10月以降なら25,000円です。
私は当時の納税通知書を保管できていないため、この記事では自動車税を「実際に支払った記録」ではなく、現行税率による目安として扱っています。
兵庫県「自動車税」の税率を確認する
任意保険は、現在年48,048円です。保険料は年齢条件、等級、補償内容、車両保険の有無などで大きく変わるので、これは私の契約条件での実例です。
【合わせて読みたい:EVの税金はいくら?2026年の自動車税・重量税と中古EVを解説 →】
EVの任意保険は高い?リーフe+の実例
車検|74,994km時のディーラー車検は11万4,000円
走行距離74,994kmのときに日産ディーラーで車検を受け、支払総額は114,000円でした。
この金額には法定費用だけでなく、24か月点検、EVバッテリー診断、地図更新、ワイパーゴム交換なども含まれています。そのため「EVの車検は必ず11万4,000円」と考える数字ではありません。

74,994km時点の実際の車検請求書です。氏名・電話番号などの個人情報を加工しています。
前回の車検も受けていますが、正確な金額を確認できる資料が残っていません。そのため約5年間の車検総額を推測して足すことはしていません。
【合わせて読みたい:日産リーフの車検費用はいくら?7.5万kmで11万4,000円の実例 →】
タイヤ・消耗品|EVでも必要だが、オイル交換はない
夏タイヤは購入後に1回交換しました。車両走行距離が約6万kmのときで、4本のタイヤ本体・交換工賃などを合わせて約4〜5万円だったと記憶しています。
レシートは残っていないため、45,000円のように一点の数字にはせず「約4〜5万円」として扱います。私の使い方では、EVだからタイヤが極端に早く減ったという実感はありません。
ワイパーは約3回交換し、合計で約6,000円。エアコンフィルターは1回交換しましたが、金額は覚えていません。
一方、2026年9月7日時点の約8.7万kmまでにエンジンオイル・オイルフィルター交換は0回です。ブレーキパッドもまだ交換しておらず、12V補機バッテリーも現在まで未交換です。
- 夏タイヤ:1回交換、約4〜5万円
- ワイパー:約3回、合計約6,000円
- エアコンフィルター:1回、金額不明
- エンジンオイル:交換なし
- オイルフィルター:交換なし
- ブレーキパッド:交換なし
- 12V補機バッテリー:交換なし
故障・バッテリー|8万km超のリーフe+の実例
約5年間・87,209kmまで乗ってきて、故障が原因で修理に出したことは一度もありません。
駆動用バッテリー、モーター、インバーター、充電口、エアコン、ナビなどで高額修理を経験したこともありません。駆動用バッテリーの容量計は現在も12セグです。
ただし、12セグだけでSOHを推測したり、「EVは8万kmを超えても故障しない」と一般化したりはできません。あくまで私の1台での実例です。
モル
故障修理0円は私のリーフの実例です。同じ年式・走行距離なら同じ結果になる、とまでは言えません。
約5年乗って感じるのは「全部安い」より、燃料とオイルの差が大きいこと
EVに約5年乗っても、税金・任意保険・タイヤ・車検などは普通にかかります。そのため「EVなら維持費が何もかも安い」と感じているわけではありません。
それでも、以前のガソリン車と比べて一番恩恵を感じるのは、ガソリン代が自宅充電代に変わったことです。
加えて、定期的なエンジンオイル交換がないのも分かりやすい違いです。リーフではエンジンオイル交換そのものがありません。
逆に、タイヤや保険、車検までEVだから劇的に安いとは感じていません。私の実体験では「EV特有のすべてが安い」ではなく、日々のエネルギー代とエンジン系メンテナンスで差が出やすいと考えるのが近いです。
モル
「EVは全部安い」ではなく、何が安くなって何は普通にかかるのかを分けて見ると判断しやすいね。
中古EVを買うなら車両価格だけでなく維持費と売却価値まで見る
これから中古EVを検討するなら、購入価格だけでなく、充電環境・車検・税金・タイヤ・保証まで含めて考えると、購入後の出費をイメージしやすくなります。
また、長く乗ったあとに高額修理が必要になった場合は、修理するか売却するかを比較することになります。私は走行約8.2万km時に実車査定で70万円を提示されましたが、その金額では売らずに乗り続けました。
【合わせて読みたい:中古EVを結局どういう順番で選ぶ? →】
中古リーフのリセールは悪い?8.2万kmの実車査定
まとめ|リーフe+を約5年乗って、維持費で一番差を感じたのは充電代
私の2019年式リーフe+を約5年間使った結果、確認できる実費と現行税率を年換算した維持費は、年間約17.9万〜19.8万円が目安です。
ただし、これは前回車検や金額不明のメンテプロパックなどを除いた数字です。5年間の総支払額を無理に推測したものではありません。
2026年9月7日時点の約8.7万kmまで故障修理は0円で、エンジンオイル交換もありません。一方、タイヤ・税金・保険・車検は普通に必要です。
約5年乗った私が一番大きいと感じるのは、やはりガソリン代が自宅充電代に変わったことです。EVの維持費を考えるときは「EVだから全部安い」と一括りにせず、充電・税金・保険・車検・タイヤ・故障を分けて確認するのが分かりやすいです。