結論|EV購入前はこの7項目を確認する
私なら、EVを契約する前に次の順番で確認します。
- 普段どこで充電するか
- 駐車場と充電ケーブルの導線
- 自分に必要な航続距離
- 生活圏・長距離ルートの充電器
- 家族全員で使える広さと荷室
- 電気代・税金など購入後の費用
- 試乗と車両状態。中古ならバッテリー状態
すべてを完璧に調べる必要はありません。ただ、「買ってから初めて気づくと生活に影響すること」から先に確認するのがおすすめです。
モル
カタログだけを見るより、「家に停めて、充電して、家族で使うところ」まで想像すると見落としが減るよ。
2021年の私は、かなり感覚でEVを選んでいた
私は最初からEVに詳しかったわけではありません。自宅に200Vの充電設備があり、「これならEVも使えるかもしれない」と興味を持ったのがきっかけでした。
リーフe+を選んだ大きな理由は、価格・1回の充電で走れる距離・自宅充電ができることです。他の車種と細かく比較した記憶はなく、EVに乗りたくてリーフを選びました。
一方で、購入前に次のような確認はほとんどしていません。
購入前に確認していなかったこと
- 自宅周辺や長距離ルートの充電スポット
- 1日の走行距離と必要な航続距離の計算
- 200Vコンセントから充電口までのケーブル導線
- 契約アンペアやブレーカー容量
- EVの補助金
- 将来のリセール
それでも約5年、大きな問題なく使えてきました。ただ、これは結果として自分の生活とリーフe+が合っていた面も大きいです。今なら「分からないまま何とかなる」で買うのではなく、次の7項目は先に確認します。
1.普段どこで充電するかを先に決める
私にとってEV購入の入口になったのは、自宅充電でした。自宅に200V充電設備がなければ、当時はEVに興味を持たず、購入していなかった可能性があります。
購入前は「一晩で何%増えるか」まで確認していませんでした。それでも夜に7時間以上つなげられるので、日常利用なら十分だろうと考えていました。
約5年使った今も、EV購入前に最初に確認したいのは「毎週どこで充電する生活になるか」です。
- 自宅で普通充電できるか
- 職場やマンションで日常的に充電できるか
- 自宅充電できないなら、生活圏に無理なく使える充電器があるか
- 帰宅から翌朝の出発まで、何時間つなげられるか
自宅充電がなくてもEVには乗れます。ただし、充電のたびに外へ出る生活になるなら、その手間まで含めて判断した方がいいです。
2.200Vコンセントだけでなく、充電ケーブルの導線まで見る
私の家には購入前から200Vコンセントがあり、販売店にもEV充電に使えることを確認しました。そのため「自宅充電は大丈夫」と考えていました。
ところが、コンセントの位置と充電口までの取り回しは確認していませんでした。純正ケーブルは約7mあるので、まさか使いにくくなるとは想像していなかったからです。
実際には、駐車場の壁側を通せず、反対側から大回りさせる必要があります。ケーブル自体は届いても、毎回の取り回しに少しストレスが残りました。
購入前は、車を停めた状態をできるだけ具体的に想像して確認するのがおすすめです。
- 充電口が車のどこにあるか
- EV用コンセントとブレーカー・契約容量を確認したか
- コンセントから充電口までケーブルが無理なく届くか
- 壁・門柱・雨どい・自転車などを避けられるか
- 家族の通路を横切らないか
- 雨の日でも接続しやすいか
モル
「ケーブルが届く」と「毎回使いやすい」は別。私はここを購入前に想像できていませんでした。
【合わせて読みたい:EV自宅充電工事で後悔しないために|5年使って分かったコンセント位置の決め方 →】
3.必要な航続距離は「1日の距離」だけで決めない
購入当時の私は、1日に何km走るかを計算して「この航続距離なら大丈夫」と判断したわけではありません。ガソリン車でも満タンで何km走れるかを普段意識していなかったので、EVも「日常使いなら十分だろう」くらいの感覚でした。
当時の主な用途は、買い物や遊びに行くなど近場の移動です。長距離移動も年に数回程度だったので、「そのときは何とかなるだろう」と考えていました。
今なら、カタログの航続距離だけを見るより次の3つを確認します。
- 普段の1回の移動で何km走るか
- 次に充電できるまで何km走る可能性があるか
- 冬・高速道路・冷暖房使用時にも余裕を残せるか
国土交通省も、EVは冷暖房の使用や高速走行などで電力消費が変わるため、航続距離と充電場所を考えて余裕を持つことが重要と案内しています。
私の感覚でも、必要な航続距離は「EVなら○km必要」と一律には決まりません。自宅で毎晩充電できる人と、外部充電中心の人では必要な余裕が変わります。
【合わせて読みたい:EVは航続距離が短い?何kmあれば困らない? →】
4.生活圏と長距離ルートの充電器を一度確認する
私はEV購入前、自宅周辺・通勤経路・高速道路の充電スポットをほとんど調べていませんでした。
そのため、長距離を走り始めたころは「どこまで走って、どこで充電するか」の判断に戸惑いました。今では一般道と高速道路でアプリを使い分けながら、充電器の場所や出力を確認しています。
購入前なら、実際に充電する必要はありません。スマホに充電器検索アプリを1つ入れて、次の場所を見ておくだけでもイメージしやすくなります。
- 自宅から近い充電器
- 普段よく通る道の充電器
- よく使う高速道路のSA・PA
- 年に数回行く旅行先までの充電候補
- 充電器の出力・料金・支払い方法
長距離利用が多い人ほど、車の航続距離だけでなく充電器を探しやすいか、バッテリーが高温時に充電速度が落ちないかまで確認しておくと安心です。私は真夏の長距離旅行で、リーフのバッテリー温度上昇による充電出力低下も経験しました。
【合わせて読みたい:EV急速充電器の探し方|おすすめアプリと確認項目 →】
5.家族全員で座り、荷物を載せて確認する
私は購入前、家族4人で使える広さは確認しました。子どもが大きくなれば買い替える可能性も考え、とりあえず5年くらい使えるかを基準に「今なら大丈夫」と判断しています。
ベビーカーを載せた記憶もあり、荷室にはきれいに収まりました。ただ、購入から約5年たって子どもが成長すると、後席は以前より狭く感じるようになっています。
子育て家庭なら、主に子どもが後席に座るとしても、大人が後席に乗る場面まで想定して座ってみるのがおすすめです。
- 家族全員で座って窮屈でないか
- 数年後、子どもが大きくなっても使えそうか
- ベビーカーや普段の荷物が載るか
- 旅行バッグまで載せたときに余裕があるか
- 何年乗るつもりなのか
車種選びでは「EVかどうか」より、家族構成に合うボディサイズかどうかの方が重要になる場面もあります。
【合わせて読みたい:日産リーフで4人家族は後悔する?5年乗った本音と子どもの成長で感じる限界 →】
6.車両価格だけでなく、電気代・税金・補助金も確認する
購入当時、私は「ガソリン車との差額を何年で回収できるか」までは考えていませんでした。EVはガソリン車より維持費が安いだろう、とざっくり考えていた程度です。
一方で、自宅充電の電気代は購入前に計算しました。充電で何%増えるかではなく、走行距離・電費・電気料金単価から、おおまかな費用を見ています。
実際に約5年乗ると、ガソリン代が電気代に変わり、オイル交換などの費用も減ったため、毎月の負担が軽くなった実感があります。ただ、車検はもっと安いと思っていたので、10万円を超えたときは想定より高く感じました。
私なら購入前に、少なくとも次の2つは確認します。
- 自分の走行距離なら月の電気代がどれくらいになりそうか
- 自動車税・重量税など税金はどうなるか
新車EVを検討する場合は、契約前にCEV補助金も確認しておきたいところです。2026年10月時点では、国のCEV補助金は対象車種ごとに補助額が設定されており、次世代自動車振興センターは中古車を車両補助の対象外と案内しています。制度や対象額は変わるため、契約時点の公式情報を確認してください。
私は2021年の購入時、補助金も将来のリセールもほとんど調べていませんでした。今なら、特に新車と中古車を比較するときは、車両価格だけでなく補助金を含めた実質負担も見ます。
7.最後は試乗する。中古EVならバッテリー状態も確認する
EVはスペック表だけでは、運転した感覚までは分かりません。私はe-PedalなどEV特有の感覚に最初は違和感がありましたが、そのうち慣れました。
それでも、今から買うなら試乗はできるだけします。加速やブレーキだけでなく、座ったときの姿勢、視界、におい、異音など「毎日乗って気になる部分」を実車で確認したいからです。
中古EVの場合は、さらにバッテリー状態を優先して確認します。今の自分が2021年の購入前に戻れるなら、SOH、容量セグ、タイヤ、車内のにおい、試乗を確認します。
私のリーフe+は、初度登録から約7年・8.7万kmを超えた時点でも容量計は12セグで、大きな故障もありません。約5年乗った今は、バッテリー劣化を必要以上に怖がる必要はなかったと感じています。
ただし、中古EVは個体差があるので、私の1台が問題なかったから他の車両も大丈夫とは言えません。中古車では「年式」だけでなく、その車のバッテリー状態を見ることが大切です。
モル
中古EVは「EVだから怖い」ではなく、候補の1台がどんな状態かを確認して判断しよう。
【合わせて読みたい:中古EV購入前チェックリスト|現車で確認する7項目 →】
契約前にもう一度確認|EV購入前チェックリスト
販売店へ行く前、または契約前に、最後にこの7項目を確認してみてください。
- □ 普段どこで充電するか決まっている
- □ 駐車状態で充電ケーブルの導線を想像できている
- □ 自分の使い方に必要な航続距離を考えた
- □ 生活圏と長距離ルートの充電器を確認した
- □ 家族全員で座り、荷物が載るか確認した
- □ 電気代・税金・補助金など購入後のお金を確認した
- □ 試乗した。中古EVならバッテリー状態も確認した
私自身、2021年に購入したときはここまで確認できていませんでした。知識が少ないと、販売員に何を質問すればいいのかも分かりません。
ある程度自分で調べてから車を見に行く。約5年EVに乗った今、初めてEVを買う人に一番伝えたいのはこれです。
7項目を確認して「EVにする」と決めたら、次は新車と中古車のどちらが自分に合うかを比較すると選びやすくなります。
【合わせて読みたい:新車EVと中古EVはどっち?2年落ちを5年乗った私の結論 →】
まとめ|EVは買う前に「自分の生活で使うところ」まで確認する
EV購入前は、航続距離や車両価格だけを見て決めるより、普段どこで充電し、誰が乗り、どこまで走り、何年使うかまで考えると失敗を減らしやすくなります。
私は購入当時、充電スポットやケーブル導線、補助金、リセールまで細かく調べていませんでした。それでも約5年使ってきた今だからこそ、「先に確認しておけばもっと判断しやすかった」と思う項目があります。
特に、自宅充電など普段の充電方法、家族構成、そして中古EVならバッテリー状態は優先して確認したいところです。
販売店へ行く前に、この7項目だけでも一度整理しておけば、「何を質問すればいいか分からない」状態から一歩進んで、自分の条件でEVを判断しやすくなります。
参考にした公式情報