電気自動車はやめとけ?約5年乗った私の結論
更新 2026.10.17さわちゃん
「電気自動車はやめとけ」「まだEVは早い」と聞くと、買ってから充電や航続距離で後悔しないか不安になりますよね。
私は2019年式の日産リーフe+ Xを2021年に中古で購入し、家族4人で約5年間使ってきました。片道約40kmの通勤、自宅の200V・3kW充電、家族旅行、真夏の約1,040km走行まで経験しています。2026年10月3日時点の総走行距離は88,076kmで、駆動用バッテリーの容量計は12セグを維持しています。
先に結論をいうと、「電気自動車だからやめた方がいい」とは思いません。ただし、充電環境や長距離の使い方が生活に合っていないまま買うと、ガソリン車より不便に感じやすい車です。
この記事では、EVの細かな疑問を全部ここで説明し切るのではなく、約5年使った経験から「どこで弱点が出やすいか」「自分の生活に合うか」を判断するための全体像を整理します。
記事のポイント
- EVは全員に向く車ではないが、生活条件が合えば特別に扱いにくい車でもない
- 購入前に最優先で見るのは、普段どこで充電するか
- 航続距離は「最大何km」より、普段の移動距離と余裕を持って比べる
- 長距離では充電時間と充電器の位置を考える必要がある
- 私が一番EVの弱点を感じたのは、真夏の長距離で急速充電が遅くなった場面
- 家族利用では、EVかどうかより車体サイズと子どもの成長まで確認した方がよい
結論|EVは「車の欠点」より生活とのミスマッチで後悔しやすい
約5年間使って感じるのは、EVの満足度はスペックだけでは決まらないということです。
私の生活では、自宅で充電でき、普段の走行距離もある程度決まっています。そのため、日常では「充電のために毎回どこかへ行く」という感覚がほとんどありません。帰宅後につないでおけばよく、ガソリンスタンドへ寄る回数がなくなったことはむしろ便利に感じています。
一方で、長距離を短時間で走り続けたい場面では、ガソリン車と同じ感覚では使えません。残量、次の充電器、充電速度、バッテリー温度などを見ながら走る必要があります。
私の結論:「EVはやめとけ」ではなく、充電場所・普段の走行距離・長距離の頻度・必要な車内空間が合うかを先に確認するのが大切です。
【合わせて読みたい:EVが向いている人・向いていない人|自宅充電・走行距離・使い方で判断 →】
私が約5年使った条件|日常・通勤・旅行までEV1台で使ってきた
私のリーフe+は、近所の買い物だけに使うセカンドカーではありません。通勤から家族旅行まで日常の車として使っています。
- 車:2019年式 日産リーフe+ X(62kWh)
- 中古購入:2021年10月、走行約31,000km
- 現在:2026年10月3日時点で88,076km
- 家族:大人2人・子ども2人
- 通勤:片道約40km、往復約80km
- 自宅充電:200V・3kW、基本は週1回
- 長距離:真夏に家族4人で約1,040kmを走行
- 大きな故障・レッカー・駆動用バッテリー交換:経験なし
この条件で使ってきたため、「近距離ならEVでも問題ない」という話だけではなく、毎日の通勤や長距離まで含めた実感をもとに判断できます。
EVで後悔しやすいのは、購入前に4つの条件を確認していないとき
EVを検討するときは、メリットとデメリットを数えるより、次の4つを自分の生活に当てはめる方が判断しやすいです。
1.普段どこで充電するか決まっていない
EVは、普段の充電場所が決まっているかで使いやすさが大きく変わります。
私は自宅充電があるため、普段は帰宅後にケーブルをつなぐだけです。反対に、自宅や職場で安定して充電できず、毎回公共の急速充電器へ行く必要があるなら、移動時間や待ち時間を負担に感じる可能性があります。
自宅充電が絶対条件という意味ではありません。ただ、「買ってから充電場所を考える」のは避けた方がよいと思っています。
【合わせて読みたい:電気自動車の自宅充電完全ガイド|費用・工事・使い方を解説 →】
2.カタログの航続距離だけで「足りる」と決める
EVの航続距離は、外気温、エアコン、速度、坂道、乗車人数などで変わります。
そのため、購入前に見るべきなのは「最大で何km走れるか」だけではありません。自分が普段1日に何km走るのか、遠出ではどこまで走るのか、その距離に余裕を持てるかを確認した方が現実的です。
私の場合、片道約40kmの通勤でもリーフe+の航続距離で困っていません。一方で、長距離では途中充電を前提にしています。
【合わせて読みたい:EVは航続距離が短い?何kmあれば困らない? →】
3.長距離でもガソリン車と同じ移動時間を求める
EVの弱点が出やすいのは長距離です。
私は真夏に、家族4人で約1,040kmを走り、外出先で急速充電を6回使いました。充電待ちはありませんでしたが、急速充電の合計時間は約2時間45分です。
旅行なら食事や休憩と組み合わせやすい一方、仕事などで移動時間を最優先する人には、この差が大きく感じられると思います。
さらに、真夏に急速充電を繰り返した別の長距離走行では、バッテリー温度が上がり、4回目の急速充電で通常より大幅に充電速度が落ちた経験があります。
モル
長距離ができないわけではないよ。ただ、充電時間やバッテリー温度まで含めて車種を選ぶと後悔しにくいね。
【合わせて読みたい:EVの真夏の長距離旅行を実測|リーフe+で1,040km走った電費・充電回数・料金 →】
4.家族構成や使い方が変わることまで見ていない
私が今後買い替えを考える理由は、EVそのものへの不満だけではありません。
リーフを買った当時は近場の買い物や外出が中心で、家族4人でも大きく困りませんでした。ただ、子どもが成長すると後席の広さや荷物の量が気になる場面が増えてきました。
これは「EVだから狭い」という話ではなく、購入前に今の家族だけでなく数年後の使い方まで考える必要があるということです。
【合わせて読みたい:日産リーフで4人家族は後悔する?5年乗った本音と子どもの成長で感じる限界 →】
逆に、約5年使って「思ったほど困らなかったこと」も多い
購入前に不安だったことの中には、実際に使ってみると日常では大きな問題にならなかったものもあります。
電欠は怖いが、残量を見ていれば突然起きるものではなかった
EVは残量が数字で見えるため、慣れるまでは「途中で0%になったらどうしよう」と考えやすいです。
私も充電を忘れ、残量40%前後のまま急な予定で出発し、帰宅時に10〜15%程度まで減った経験があります。それでも、残量と目的地までの距離を確認しながら走れば対処できました。
【合わせて読みたい:EVは電欠が怖い?約5年乗って分かった本当に困る場面と対策 →】
8万kmを超えても、私の1台では大きな故障は出ていない
2026年10月時点で総走行距離は8.8万kmを超えていますが、走行不能、レッカー、高額な故障修理は経験していません。
駆動用バッテリーも交換しておらず、容量計は12セグです。ただし、これは私の1台の実例であり、すべてのEVが同じ状態になるという意味ではありません。

2026年9月7日時点で87,209km。容量計は12セグを維持していました。
【合わせて読みたい:中古EVは走行距離8.5万kmでも大丈夫?リーフe+を5年乗った実車の状態 →】
購入前は、車種選びより先に生活側をチェックする
EVを買うか迷ったら、私は次の順番で確認します。
【合わせて読みたい:電気代・税金など所有後の費用 →】
この順番なら、車のカタログスペックだけで判断しにくくなります。
購入直前に確認する項目は、別記事で7つに整理しています。すでに候補車がある人は、そちらを使って一つずつ確認してください。
【合わせて読みたい:EV購入前チェックリスト|5年乗って分かった7つの確認項目 →】
私が今買い替えるなら、EVをやめるのではなく「次の弱点」を減らす
今のリーフe+に乗って、EVそのものをやめたいとは思っていません。
次に買い替えるなら、家族の成長を考えて今より広いSUV系EVを優先し、長距離を考えて急速充電性能やバッテリーの冷却方式も確認します。
これは約5年乗って「EVはダメだった」と感じたからではありません。実際に使ったからこそ、自分の生活では何が必要で、どこを改善したいかが分かったためです。
モル
「EVかガソリン車か」だけで決めず、今の車で困った条件を次の車で減らすと選びやすいね。
また、中古EVを選ぶ場合は、EV全般の向き不向きとは別にバッテリー状態や保証を確認する必要があります。中古車を検討している人は、中古EVカテゴリーの親記事から確認すると順番が分かりやすいです。
【合わせて読みたい:中古EVはやめとけ?2年落ちリーフを買って5年乗った私の結論 →】
まとめ|「電気自動車はやめとけ」ではなく、自分の生活に合うかで決める
電気自動車には、ガソリン車と違う弱点があります。
充電には時間がかかり、長距離では充電場所や残量を考える必要があります。私のリーフe+では、真夏の連続急速充電で充電速度が大きく落ちた経験もありました。
一方で、私は約5年間、家族4人でリーフe+を日常の車として使い、片道約40kmの通勤や真夏の約1,040km旅行まで経験してきました。EVを選んだこと自体を後悔していません。
購入前に確認したいのは、次の4点です。
- 普段どこで充電するか
- 必要な航続距離に余裕があるか
- 長距離の充電時間を受け入れられるか
- 家族・荷物・駐車場まで含めて車が合うか
この4つが合っているなら、「EVだから」という理由だけで候補から外す必要はないと私は考えています。
逆に、どれかに不安が残るなら、購入前にその条件を具体的に確認してから決めた方がよいです。